オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ほいほい的音楽展望 3

作曲という作業の限界に見切りをつけて、「演奏の時代」を宣言したのは、本エッセイにもたびたび登場している故福永陽一郎氏で、氏の著書「演奏の時代」が紀伊國屋書店から出版されたのが1978年のことだから、もうすでに30年以上の歳月が流れている。 …

ほいほい的音楽展望 2

そもそも作曲家の役割とは、いったい何なのか? 第二次世界大戦以降、現代音楽の作曲家達は、「新たな未だだれも経験したことのない音響の創出」にこそ、自分たちの職務があると己が使命を認識し、音世界を様々に破壊し、再構築し始めたようだ。その成果とし…

ほいほい的音楽展望 1

農耕民族というものは、一つの目標を示されると力を合わせ、目標を達成するのに適した民族性をもっているらしい。勤勉であること、集団の規律に対して忠実であること、それらの特性が高度成長時代、言い換えれば日本が経済成長を遂げる過程(いや、文明開化…

年末年始は、TV漬けの日々 3

まだ性懲りもなく正月のことを書いている。3日は、義兄と箱根駅伝の応援に出かけ、帰り際義兄の新居を訪問する。「畳と女房は・・」ではないが、新居のさわやかな香りを勝手に堪能させてもらう。 駅伝中継も終わり、ライスボウルをTV観戦する。アメフトの…

年末年始は、TV漬けの日々 2

正月は、ふだん忙しくてあまり顔を合わせて話すことがない親類と、音楽談義に花を咲かせる貴重な時間を提供してくれる。その身内とは、私の弟のことなのだが、この弟が私とは実に異なる趣味の持ち主で、そもそもクラシック音楽について、全く理解が及ばない…

年末年始は、TV漬けの日々 1

我が家には、テレビが一台しかない。3人家族であるし、テレビがなければ、同じ時間・空間を共有する必要性が薄くなってしまう??ので、一台しかないのは、自分的には正解のつもりなのだが。 困るのは、亭主やら子どもが家に居る時間が長く、日常とは違いテ…