オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

桑田の歌がいつもそこにあったっけ 1

今週のとある朝目を覚ますと、サザンの歌がニュースに流れていた。「どうしたことか?」と観ていると、桑田佳祐が、食道がんの手術で入院すると言う。「何だ、驚かすなよ。ちょっとの間入院するだけじゃないの。」という気持ちと「ずっと歌い続けてきたのだ…

多田武彦 男声合唱組曲「雨」を歌う 7

作曲者自身が、自分自身の臨終に際しての鎮魂曲であると語っているが、それは同時に、多くの男声合唱愛好家、この曲の美しさにふれた人々とも共通な思いであろう。 この曲の素晴らしさを語るためには、まず八木重吉の詩についてふれなければならない。早世し…

多田武彦 男声合唱組曲「雨」を歌う 6

雨の日にみる 叙情的なしっとりとして佳曲だが、感情的に耽溺していると、音程がずるずる下がって収拾がつかなくなってしまう。まず冒頭「ふゆ ほのぐらい あめの日は」 の「あめの日」のレシシソミー が正確に下がれない。その後の「ざぼんが かがやく」 も…

多田武彦 男声合唱組曲「雨」を歌う 5

雨 雨 11月にふる雨に代わり、差し替えられた曲。差し替える前の曲が、歌詞の課題はともかく、旋律にとても愛着を感じている人が多かったため、この差し替えを惜しむ声が、今でも一部から聞こえてくる。 前回三十年以上前には、曲集に出ていなかったので、…

多田武彦 男声合唱組曲「雨」を歌う 4

雨の日の遊動円木 遊動円木という遊具が、校庭にあまり見かけない。かなり希少種になった遊具である。地面すれすれに「ゆらゆらする丸太」が宙に浮かぶように、鎖でぶら下げられた遊具とでも言えば、「あ〜、あれか!」とイメージできる方もいるだろうか。地…