オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

パレストリーナを聴く3

パレストリーナを聴く3モテット「谷川慕いて鹿のあえぐごとく」「バビロンの川のほとりに」を聴く我が国で最もよく歌われている西洋音楽が、ベートーヴェンの「第九」とすれば、「第九」の演奏を経験した人のうち、パレストリーナを歌った経験もある人はどれ…

パレストリーナを聴く2

パレストリーナを聴く2「ミサ ブレヴィス」を聴くパレストリーナの特徴は、順次進行的な旋律と数本の糸が紐を編み上げていくようなポリフォニーの美しさにある。ホモフォニックな和音の刹那性に比べ、絶え間無く続く和声には持続性が感じられ、中世の教会が…

パレストリーナを聴く1

パレストリーナを聴く1プロカンティオーネ・アンティクヮでミサ「エテルナ・クリステ・ムネラ」を聴くこの曲との出会いは、大学グリーの時代に遡る。常任指揮者のご意向により、お決まりのように定期演奏会では、ミサ曲を採り上げることになっていたのだが、…

格差の拡大について、少し考えてみた。

格差の拡大について、少し考えてみた。未来に希望の火を灯すのは、宗教家?政治家?いや、時としては、それは経済学者かもしれない。ピケティーというフランスの経済学者の著作「21世紀の資本論」がアメリカで反響を呼んでいるらしい。(まだ邦訳が出ていない…

野村克也「野村の眼」を読む。

野村克也「野村の眼」を読む。水島新司のあぶさんに、現役当時の南海ホークス野村監督が登場する。巨人のV9時代を横目に見ながら、自分は月見草と自嘲気味に語っていた時代を思い出させる。近頃は、ボヤキの野村の方がすっかり通りがよくなってしまったけ…

大野元裕「今の中東がわかる本」を読む

大野元裕「今の中東がわかる本」を読む今や世界中の脅威と言ってよい「イスラーム国」。なぜあの様な無法がまかり通る「国?」が存在できるのか?まったく理解に苦しむ。そもそも、中東から伝わるニュースからは、いつも混乱に満ちた状態が続いているように…

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く3

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く3展望台から階段を下り、いよいよお目当ての紅葉のライトアップを見に行く。 でもその前に、茶室で雅楽の演奏会が開かれていたので聴かせていただいた。二宮町にある川匂神社の雅楽保存会の皆さんによる演奏だ。…

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く2

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く2道を渡り、城山公園の展望台に登る。旧吉田邸を凌ぐ素晴らしい展望が開ける。ちょうど夕闇が迫る頃で、晴れていれば富士山のシルエットがさぞかし美しいだろう。残念なことにこの日は少し雲がかかっていた。箱根…

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く1

大磯城山公園へ紅葉のライトアップを見に行く1新聞の一面に大磯城山公園で紅葉のライトアップをしているという記事が出ていた。紅く染まる紅葉が池に映る画像がきれいだったので、日曜の午後に出かけて来ました。 鴫立沢から東海道の松並木を抜けて、しばら…

馬場啓一「白州次郎の生き方」を読む

馬場啓一「白州次郎の生き方」を読む本にはどうしても読み手との相性がある。困るのは、買ってきた後で本が読み手を選んでしまうような場合だ。要するに私には、英国紳士の生活様式に根ざしている思われる彼の生き方が、ただの金持ちの放漫な散財にしか見え…

宮崎克 原作「ブラックジャック創作秘話」を読む

宮崎克 原作「ブラックジャック創作秘話」を読む本書は漫画であるが、内容はノンフィクション文学に勝るとも劣らない。ただオマージュを捧げる相手が手塚治虫だったので、漫画という表現方法を選ぶことが最も自然だったのだろう。 「神様」「天才」の名前を…

秋の雲5

秋の雲5ペンションのオーナーが「同じ富士は2度ない」と言っていたけれど、朝焼けや夕焼けにも同じような言葉が当てはまりそうだ。これは通勤途中の坂の上。送電線が気になるが、雲の流れ方が美しい。 iPadから送信

高木裕「調律師、至高の音をつくる」を読む

高木裕「調律師、至高の音をつくる」を読む他の追随を許さないブランドがある。ピアノで言えば、やはりスタインウェイがそうだ。著者は、スタインウェイのピアノを貸し出し、調律することで、コンサートやレコーディングと関わっている人である。調律の前に…

秋の雲4

秋の雲4日の出前に出勤する日が増えてきたので、晴れた日には朝焼けに染まる雲を拝むことができる。 iPadから送信

秋の雲3

秋の雲3今日は美しい朝焼けと夕焼けの両方の心が揺さぶられた美味しい日だった。 iPadから送信

秋の雲2

秋の雲2高くなった秋の青空に家を出ると頭上に、モシャモシャとした雲が浮かんでいた。ただそれだけのことなのに、やけに空が高くなったような気がした。 iPadから送信

秋の雲1

秋の雲1茜色の雲日が沈む方向が、南下している。意外な方向の雲が茜色に染まっていた。夕焼けが美しい季節を迎えていたのだ。 iPadから送信

ほいほいの寄り道息抜きタイム6

ほいほいの寄り道息抜きタイム6この息抜きのための息抜き的なことを思いついてしまった後、最初に寄り道したところがマンガ喫茶だった。一回目は、本棚の中を歩き回る時間が長く、次回来る時には何を読むか決めておこうと猛烈に反省?したのだが。 二回目は…

ほいほいの寄り道息抜きタイム5

ほいほいの寄り道息抜きタイム5寄り道息抜きできる場所を考え始めたころから、スーパー銭湯というか日帰り温泉というか「 おふろの王様」は大本命だった。お風呂に浸かるほんのひととき何も考えずポケーとしていることが、私には実に得難い時間なのだ。高濃…

ほいほいの寄り道息抜きタイム4

ほいほいの寄り道息抜きタイム4古本屋で立ち読みしている時間の幸せ若い頃から古本屋やレコード店をウロウロ歩き回るのが好きだった。その内レコード店の方はメディアの変化と共に風前の灯状態になっているが、古本屋については、ブックオフが、気炎を吐いて…

ほいほいの寄り道息抜きタイム3

ほいほいの寄り道息抜きタイム3花屋併設の喫茶店でハーブティーを楽しむ幸せ道沿いを通り過ぎるとただの花屋か園芸店にしか見えないのだが、ちょっと目を凝らすと喫茶店が併設されていることがわかる店を見つけた。 せっかく?なので、頭痛に効くと言うハー…

ほいほいの息抜きタイム2

ほいほいの息抜きタイム2行きつけの床屋さんで一息つく幸せたかが散髪、されど散髪。安価でしかも短時間で済ますことができる床屋があちこちにできている。私もその手の店を使うことがたまにあるのだが、時間さえ許せば、行きつけの床屋に足が向いてしまう。…

ほいほいの息抜きタイム1

ほいほいの息抜きタイム1家系ラーメン一杯の幸せ昔「スプーン一杯の幸せ」という本が受けていたが、おじさんはラーメン一杯でも十分幸せを感じることができる。よく注文するのが海苔増しで、王冠のようにどんぶりにそびえ立つ様は、見た目にも楽しい。この海…

裏道に咲く花や草3

裏道に咲く花や草3秋風にススキがそよぐ季節を迎えた。神奈川県内では箱根仙石原のススキが有名だが、あそこまで大規模でないススキの群落であれば、裏道沿いでも見られる。団地脇の空き地沿いでのスナップである。

裏道に咲く花2

裏道に咲く花2ヒルザキツキミソウの色が好きだ。野草のような園芸用のような微妙な植物だが、淡い色合いが美しい。咲いている期間が長いのも嬉しい。やはり通勤路の温室脇に咲いていた。

裏道に咲く花1

裏道に咲く花1私はバイクで通勤している。表通りの環状線は原付バイクでは少々怖いので、裏道を選びながら走っているのだが、裏道沿いには横浜市内とは思えないような自然が残されている箇所がある。このコスモスが咲いているのは、港南区野庭の熊野神社の近…

こりずに、またもやカリンカソロ2

こりずに、またもやカリンカソロ2さて、本番前の練習をしていると、オクターブ跳躍する例の伸ばすところをもっと強い声で歌ってほしいと指示が出る。実際にやってみると、力んでいるのか?自分的にザワザワした感じの声になってしまい、自分ではあまり気に入…

こりずに、またもやカリンカソロ1

こりずに、またもやカリンカソロ1所属している男声合唱団が「懐かしのあの歌この歌コンサート」というタイトルからして、いかにも敷居が低いというか、年配対象というか、まあ、とにかくそういうコンサートを開く。ここでプログラムに登場したのが、私が以前…

戸川猪佐武「吉田茂と復興への選択」を読む

戸川猪佐武「吉田茂と復興への選択」を読む日本の歴史を築いてきた極めてワンマンな政治家の名前を4人挙げよう。古い順に、源頼朝、織田信長、大久保利通、そしてワンマン宰相吉田茂。中には織田信長のように独裁者と紙一重の人物が含まれているが、これら4…

司馬遼太郎「明治という国家」を読む

司馬遼太郎「明治という国家」を読む帰り道に古本屋に寄ろうと思い、ふと考えた。自分は何が読みたいのか?と。小説、教育書、趣味娯楽・・・さてただの時間つぶしではなく、読みたい本は何か。それは言い換えれば自分が何を求めているのか?と言う問いとほ…