オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

苫野一徳 「教育の力」を読む

苫野一徳 「教育の力」を読む教育を語る著作は、なべて未来を語り、子どもの幸せを願う著者の思いに溢れているが、本書もその傾向は強い。現代の公教育の置かれた時代的状況を語り、ポスト産業時代に必要な学力を「学び続けなければならない力」と説く。曰く…

振り回されてきた学校教師たち

振り回されてきた学校教師たち学校の先生になり今年で36年目となった。振り返るといろいろな流行に振り回されたり、課題と向き合ってきたりしたように思う。最近では、痛ましい事件と嘆かわしい対応の遅さによって尊い命が奪われた大きな課題である「いじめ…

グローバル化とガラパゴス化

グローバル化とガラパゴス化我が家では、せっかく重量税対策で軽自動車に買い換えたのに、税金を上げるのだという。軽自動車のように国内しか通用しない製品を作ることを、ガラパゴス化と呼び、世界で売れるものを作らなければならないことが至上命題になっ…

坪谷ニュウエル郁子「世界で生きるチカラ」を読む

坪谷ニュウエル郁子「世界で生きるチカラ」を読む新聞紙面に「国際バカロレア」という言葉が登場するようになり、気になっていた。センター試験や偏差値輪切りによる進路振り分けではない世界標準の認定資格らしい。もう少し詳しく調べたいと思い、本書を読…

小池龍之介 しない生活を読む

小池龍之介 しない生活を読む電車待ちの数分で駅構内の書店で見つけた本。連載物のまとめなので、見開きが一つの項目になっているため、電車の中でも気軽に読めるかな?との印象だった。 途中まで読んで帰宅後同居人に薦めたところ、私の手を離れていってし…

小林秀雄「学生との対話」を読む

小林秀雄「学生との対話」を読む賑やかな街中にいたとしよう。次の用事まで一時間余りある。さて、どこへ行くか?学生時代の私であれば、まっすぐに本屋を探したことだろう。最近は、その一時間余りでさえ、なかなかつくり出せない状況が続いているわけだが…

松岡正剛「花鳥風月の科学」を読む。

松岡正剛「花鳥風月の科学」を読む。大学生の息子と何か思想的な?ことを議論している時に、松岡正剛の「千夜千冊」というサイトを教えてもらったことがあった。その後、誰かは失念したがある作家について調べているうちに「千夜千冊」のサイトを見つけ、し…

大学の先輩たちと歌う3

大学の先輩たちと歌う3よくある話だが練習中はどうなるかと危ぶまれた状況が、本番は予定していたメンバーがほぼ集まって、結果的に意図していた音響空間が創出できた。 その後懇親会があり、歴代指揮者の端くれとして、名曲「秋のピエロ」を振らせてもらっ…

大学の先輩たちと歌う2

大学の先輩たちと歌う2それで何を歌うかと言えば、多田武彦の「草野心平の詩から」より「石家荘にて」「天 」マーラーの「さすらう若人の歌」から「彼女の婚礼の日は」それに男声合唱団定番の愛唱曲「アカシアの径」という選曲で、男声合唱の愛好家なら垂涎…