オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

安岡正篤「王陽明」を読む

安岡正篤「王陽明」を読む陽明学に心を惹かれるところがあり、昭和における第一人者である著者の本書を読んでみた。文中に「そもそも知性というものの魅力は、一つの安易性、イージーネスにある。それは現実の限りない複雑性を代えるに、解釈という都合のい…

相澤理「東大のディープな日本史」を読む

相澤理「東大のディープな日本史」を読む問いかけることで、人は様々な面が見える。引き出されると言ってもよさそうだ。知識、思考、生き方etc・・・。知識の集積具合を問うことに偏りがちな入試問題でも、思考の深さを問うことはある程度まで可能だ。その一…

内村鑑三「代表的日本人」を読む

内村鑑三「代表的日本人」を読むd新渡戸稲造の「武士道」と双肩をなすこの名著を読むきっかけは、教育者としての中江藤樹先生や二宮尊徳先生について、学んでみたい気持ちがきっかけでした。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人を代表的日本人…

泉三郎「伊藤博文の青年時代 」を読む

泉三郎「伊藤博文の青年時代 」を読む以前、日本をつくってきた政治家として、源頼朝、大久保利通、吉田茂の三人の名前を挙げたことがある。歴史上の超大物としては、豊臣秀吉、伊藤博文という片や戦国時代の混乱から天下統一を成し遂げ、片や激動の幕末をく…

石井ゆりこ「はじめてのアレクサンダーテクニーク」を読む

石井ゆりこ「はじめてのアレクサンダーテクニーク」を読む男声合唱団の練習で堀部隆二先生に「アレクサンダーテクニーク」というメソッド?があることを教えていただいた。入門書のようなタイトルの本をインターネットで見つけ、購入して読んでみました。 問…

披露宴コーラス隊の顛末2

披露宴コーラス隊の顛末2曲は、おはこ?の「いざ立て戦人」と「君といつまでも」である。私は学生時代とパートが変わっていて、バリトンを歌うか?トップを歌うか?決めあぐねていたのだけれど、トップが二人揃ったこともあり、古巣のバリトンで歌うことにな…

披露宴コーラス隊の顛末1

披露宴コーラス隊の顛末1事は1月の半ばに遡る。広島へ帰郷することになった仲間の壮行会が、学生時代から行きつけの飲み屋で開かれた。グリークラブの仲間なので、当然のように合唱の宴となり、久しぶりのハモりを堪能することができた。 店を出てから、余勢…

日本の名教師列伝3 中江藤樹3

日本の名教師列伝3 中江藤樹3 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜日本における陽明学の祖と仰がれる中江先生が、王陽明の書と出会ったのは、晩年に差し掛かった37歳の頃であると言う。その頃の先生は、かなり思想的な壁にぶつかってい…

日本の名教師列伝3 中江藤樹2

日本の名教師列伝3 中江藤樹2 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜中江藤樹先生について、今まであまりに無知無理解であったため、内村鑑三「代表的日本人」と童門冬二「中江藤樹」を読んでみた。「代表的日本人」には、西郷さん、二宮…