オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

618 グリーフェスタに行って来ました。

グリーフェスタとは、横浜国大グリークラブOB会総会、ミニコンサート、懇親会をひっくるめたイベント。今年は、練習日程の関係上ステージでは歌えませんでしたが、来年私の年度が還暦ステージを迎えるということもあるので、伺った次第なのです。 ミニコン…

なぜ、正々堂々と増税を主張しないのか?

野田佳彦総理が、民主党公約には明記されていなかった消費税増税を主張したことにより、民主党は分裂した。その後、案の定選挙で大敗を喫し、現在の安倍政権に至る。これは、そんなに昔の話ではない。 その後、消費税増税は、先送りに先送りを重ねているが、…

何が藝術で、何が芸能なのか?少し考えてみた。3

楽しければ、感動できれば、それで100点!それ以外に何が必要なのか?の答えさえ、今の時代には見えにくい。 しかし、藝術を標榜する方に、より人の生き方に肉迫するような、人としての真実の表現を求めていらっしゃる人がいる。とりわけ文字表現を伴う世界…

何が藝術で、何が芸能なのか?少し考えてみた。2

言葉遊びに陥るリスクを犯しつつ、いつからどのような意味でそれぞれの言葉が用いられているのかを辿ってみよう。 藝術の語源は、後漢書まで遡ることができるらしいが、西洋からアートという言葉が輸入された明治期に、西周さんが、アートに藝術という訳語を…

何が藝術で、何が芸能なのか?少し考えてみた。

私は、音楽仲間と合唱を楽しみ、最近師匠に付いて薩摩琵琶を習い始めた。ふと思った。この二つの音楽表現は、藝術なのか?芸能なのか?と。「どちらでもいいじゃないの」と言ってしまえば、それだけのことだけれど。 まず、合唱。西洋音楽の源泉は、教会での…

薩摩琵琶 稽古日誌 615

せっかく琵琶を教わり始めたので、楽器の起源を調べてみた。たどり着くのは、ササン朝ペルシャのバルバッドという楽器。これが、十字軍かその前後にヨーロッパ大陸に伝わったのがリュート。ルネサンスやバロック音楽の伴奏楽器として活躍した。中国の方へ伝…

タケさんの合唱日誌 613

土曜日夜=さかえ男声、日曜日午前=ヘンデル室内、月曜日夜=栄フロイデと、合唱の3連荘。そのうち、さかえ男声と栄フロイデは、パート練習のおまけ付き。男声ではテナー系のパート練習。栄フロイデは、今回はソプラノのパート練習を行う。 男声の方は、ずいぶ…

タケさんの薩摩琵琶 稽古日誌 608

水曜日は、仕事帰りに薩摩琵琶のお稽古。師匠のお宅は勤務先から徒歩10分余りの至近距離だ。始めに「金剛石」をさらった後、次回からこれもやりましょうと演じてくださったのが「月下の陣」。どうやら戦国時代のお話で、途中に上杉謙信作という漢詩が挿入さ…

古楽院でミサ修行2 604

前回、白色計量記譜に苦戦したミサ修行、さて今回は? ます発声。先生の隣りで歌っていたのだが、胸声でなく倍音を上の方に向けて響かせるように、指導を受ける。いわゆるベルカント発声ではなく、中世フランス語の発声ということだ。先生の声は、エの発音が…

タケさんの薩摩琵琶稽古日誌 601

前回は、見学だったので今日から本格的に?稽古開始。前回も声の調子を確かめるために少しだけ謡わせていただいた「金剛石」からスタート。どうもコーラス発声のせいか、声に重みが欲しいとおっしゃる。話し言葉にちょっと節が付いた感じでとも。どうも歌声=…

タケさんの合唱日誌 529

正規職員を退職したのをいいことに、元々大好きだった合唱ライフがエンジン全開になり、気持ちよく満喫している。現時点で地元の三つの合唱団に所属していて、これだけでもかなり多い気がするけれど、さらに自分自身で新しい合唱グループを作ろうとしている…

男声合唱団で病院コンサート

今年も、男声合唱団で、病院を訪問し、ロビーで開かれるコンサートで演奏してきました。今回は、自分にとって嬉しいことが一つ。それは自分が編曲したスパイダーズの「夕陽が泣いている」を演奏していただいたことです。作曲も編曲も同じですが、誰も演奏し…

古楽院でミサ修行1

前にもどこかに書いたけれど、自分は東京の空気感が苦手だ。閉塞感とか圧迫感と言い換えてもいい。古楽院がある祐天寺は閑静な街だが、それでも東京らしさは、感じてしまう。 さて、レッスンが始まったが、皆ある程度の経験を積まれているようだ。この日は、…

薩摩琵琶

薩摩琵琶のお稽古を見学に行ってきました。まず最初はお弟子さんと琵琶を持ち、練習曲のような曲を数曲弾きます。その中の「崩れ」という速いテンポの曲が、かっこよくて津軽三味線を連想させるような力強さを感じます。お稽古の曲は、西郷隆盛の物語「城山…

声明・平曲・平家琵琶

私は歌が好きなので、日本の声楽の原点である声明のことは前から気になっていた。仏教伝来当時から、何らかの節を付けてお経が唱えられていたはずだ。だから東大寺の大仏開眼という一大国際イベントの場でも声明は聴こえていたはず。現在伝えられているのは…

三味線を伴う音楽の巻

日本人なのに、邦楽に関しての知識や技能がない。和太鼓は、少し教わりしかも授業で教えていたので、ちょっとだけかじったけれど、他はまるでダメである。 都々逸、常磐津節、義太夫節、浪花節などと、言葉が並んでも、それぞれについて説明することができな…

豊かさの反対語は?

「豊か」の反対語を、意図的に「貧しさ」であるかのように語る人がいる。少なくとも経済的な意味においては、「貧しい」の反対語は「富める」であって「豊かさ」ではない。 何をもって「豊かさ」や「幸福感」を実感するかは、人それぞれでよいのだが、金銭や…

古市憲寿「だから日本人はズレている」を読む

表題にある「日本人」とは、おわりの方を読んでみると、どうやら「おじさん」のことだったらしい。誰とズレているのか?は、むろん「若者」とである。つまり本書は若者世代から見たおじさんたちの見当違いを皮肉っている本なのだ。続く「ズレている」は、真…