オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

思考力を育むとは?

2014年の年末に、こんなことを考えていました。中教審の答申によると、また大学入試の方法を変え、思考力や主体性を問うのだそうだ。学校教育法にどでんと思考力・判断力・表現力を育てると書いてしまった以上、後には引けないのだろうが、そもそも思考力を…

ひたむきさ、真面目さをどう表現するか?

合唱という音楽で遊んでいる人は、いたって真面目そうに見える人が多い。ステージの上でも常に真顔で微動だにせず歌っていらっしゃる感じだ。当然それは音にも表れ、間違いない狂いのない音程から100点満点のハーモニーが生まれ、発声発音も実に見事に揃って…

現代リーダー雑感 シリーズ2-3 ドナルドと近平

19世紀をイギリスの時代、20世紀をアメリカの時代だったとすれば、21世紀は中国の時代かもしれない。残念だが日本ではなさそうである。ソ連崩壊後、急速にグローバル化が進み、とてつもないデータと情報を人々は共有できる時代になった。その中心は民間活動…

現代リーダー雑感 シリーズ2-2 ドナルドと近平

連日ニュースを賑わしている朝鮮民主主義人民共和国だが、日本は一蓮托生的に彼の国へ対応する運命をアメリカに委ねてしまっているので、ホワイトハウスの動向がきになるのは当然だ。しかし、そのホワイトハウスが一縷の望みを託しているのが、中国の習近平…

現代リーダー雑感 シリーズ2-1 ドナルドと近平

現在の世界で最も強大な権力者を二人挙げなさいと問われると、ドナルド・トランプと習近平氏の名前を挙げる人が多いと思う。三人になればプーチン大統領が入るかもしれないけれど。 しかし、この二人はかなり対照的である。大富豪の家に生まれ、経営者として…

現代リーダー雑感3 晋三と百合子

一発屋。小池百合子は、一か八かの賭けに出て、時には成功し時には失敗を繰り返してきた気がする。当たれば、都知事選とその後の都議選のように大勝ちであるし、外れた際の有り様は、今回の希望の党に象徴的だ。環境大臣のクールビズは当たった方で、こうい…

現代リーダー雑感2 晋三と百合子

安倍晋三氏は、岸元首相を祖父に、安倍晋太郎元外相を父に持つ。幼い頃の60年安保で祖父がどんな立ち位置にいたか?を記憶しているかは、ともかく。当時の政治の流れを間近に感じながら育ったことは間違いないだろう。父親の安倍晋太郎は、間違いなく総理候…

文章を読めないのではない、読んだことがないのだ3

元に戻って、教科書の話。苦手感がテキストに向かう姿勢に反映するのが、数学かな?「意味わからないし〜」が積もり積もると、漢字が読めない人が小説を読んでいるような状況に陥り、もう教科書の言葉が、さっぱりわからなくなるスパイラルに入ってしまう。…

文章を読めないのではない、読んだことがないのだ2

読まないと後で都合が悪くなるのは、何か?友だちからのメール。返さないと具合が悪くなるのもあるから、一通り目を通すだろう。しかし、 文章としては短い場合がほとんどでしょう。あとは紙。紙で配られた文章というだけで、読む気が失せる人さえ多いのでは…

文章を読めないのではない、読んだことがないのだ1

新聞で教科書の文章が理解できない生徒が増えている事実を特集していた。文章を読むのは時間がかかる。このブログだって例に漏れない。最初から最後まで読み通してくださる奇特な方がいらっしゃれば、やはり数分はかかってしまうだろう。 まず初めに長い文章…

現代リーダー雑感 晋三と百合子

この記事を書いている11月14日、小池百合子氏が、希望の党の代表を下りるというニュースが列島を駆け巡った。そもそも、晋三がおもむろに衆議院を解散すると言い出してから、これまたおもむろに東京都知事である百合子が、希望の党を立ち上げると言い出した…

苦楽軸と生活安定軸のずれ

人生、苦しい時より楽しい時を多く経験したい。収入は低いより高く、生活は不安定であるよりは、安定していたい。そのように思う人は多いと思う。 でも、収入が高く生活が安定していれば、それで楽しい人生が保障されているか?と言えば、首を傾げたくなって…

「理解から表現へ」では収まり切らないもの

「理解」が「表現」の前提と信じ込んでいなければ、知識技能を伝える教育が成立しない。その考えに同意あるいは半ばそれを常識ととらえている人は、教育関係者以外にも大勢いるだろう。 この場合、「表現」を「行動」と読み替えてもいいのだが、一定水準の理…

何をしていたか?ではなくて何をしているか?

肩書きとか名刺とかが、本業からは必要なくなり、一年半が経った。学校へ行くとどうしても過去の履歴を思い出してしまう時があるけれど、それでも自分の場合は、今の立ち位置が、かなり不連続で桂馬飛びのようなジャンプ感があるのは、気持ちいい。 今、何を…

音楽東西 陽と陰

西洋発祥の音楽を陽とすれば、邦楽は陰。双方の音楽を、コーラスと琵琶楽を、行ったり来たりする中で、そんなイメージが自分の中にできつつある。 音楽は結局人に聴いてもらってナンボのもんだと思うし、それは洋の東西を問わないのだけれど、何に喜んだかは…

オンオフ切り替えからセンサー感知へ

2016年3月までブログのタイトルを「ほいほいのオフは趣味三昧」としていた。オンは仕事。オフは趣味と、完全にトップからローへ、またはその逆にギヤを入れ替えることで、自分の生活をドライブしていたのだ。その翌月4月からの新しいタイトルは「ほいほいの…

アメリカンヒーローがやって来る!

バットマンではなくジョーカーでもない(どこか似ている気がするが)、彼の名は、ドナルド・トランプ。彼の肩書きは、アメリカ合衆国大統領。現実世界における紛れもない世界の最高権力者である。 バットマンには失礼だが、彼とバットマンはどこか似ている気が…

未来像を描くことを、止めてはいけない。

衆議院選挙投票日、開票結果が出始めた時刻に書いています。結論を言えば、今までどおりの政治が続きそうだということでしょう。 それは、現状を決して肯定しているわけではなく、こうあったらいいという未来像を描いていない、あるいは示していないことから…

短距離走の受験と長距離走の人生

かけっこが、遅かった。速く走れる気が全くしなかった。たかだか100mそこそこを速く走れるか遅いかのことだけなのに、やはりコンプレックスはあった。人生も、初めの20年弱で少しだけ勉強ができたか?どうかを、引きずってしまう場合がある。いわゆる偏差値…

時間の流れをどう感じて、どう付き合うか?

人生には限りがある。80歳位まで生きたところでたかだか25億秒程度だ。これを短いと捉えるか?長いと捉えるか?は、その人次第だが、要は限られた時間とどう付き合うという話なのだと思う。 ゆったりのんびり過ごしてみたい人は多い。しかし、実際に時間が自…

頑張れば力が発揮できるのか?

学校や塾に出入りしているせいもあるけれど、とにかく「頑張れ!」という声かけをよく聞く。しかし、頑張ることで人は本当に力が発揮できるのだろうか?自分を追い込むことで力を発揮する人はいる。だけれど、本当はまだそちらに気持ちが向いているわけでは…

学び続けることは自転車操業か?

恐ろしい響きを持つ言葉に「思考停止」という熟語がある。自覚しているのであれば陥りたくはないと多くの人が思うだろう。 反対語でポジティブな「学び続ける」という言葉がある。お手本のような生き方であり、できればそうありたいと願いたくなる。しかし、…

感動は、ほんの一瞬だけど。

美しい朝焼け、夕焼け。雲。虹。富士山を始めとして、山の絶景も同じだ。美しさは、そこにじっと止まっていてはくれない。 音楽だって、今そこにあった美しさは、すでにない。再現は不可能なのだ。 だからこそ、その出会いに価値がある。当たり前なことを書…

薩摩琵琶 夏の研修会

東神奈川のお寺で、神奈川県錦心流一水会(薩摩琵琶)の研修会。このお寺は開港の頃、ヘボン博士が泊まっていたという由緒あるお寺だそうな。 昨年は、歌だけで琵琶は先生に弾いていただいたので、琵琶を入れての本格的な演奏?は今日がデビューでした。演目は…

武器の開発を、もう止めよう

ICANが、今年のノーベル平和賞を授賞した。国連で核兵器禁止条約が採択された流れを、舞台裏でサポートし続けた活動への評価だろう。被爆者の皆様と共有した願いが、条約よって一歩前進できたことも嬉しい。歴史は、常に優位な武器を持つ者に支配され続けて…

解散選挙に想う2

想定外の解散に伴い、想定外の事態が起きている。その中で私が最も心配していたのが、希望の党から拒否された旧?民進党の皆さんである。彼らこそが、国会で現政権の危うい政策や立法に待ったをかけようとしていた、なくてはならない勢力であり、彼らなくし…

解散選挙に想う。

先日、衆議院が解散し、選挙となった。何を問うているのか?よくわからないが。それ以上に政党の右往左往がさらにわからない。政権交代のためには、何でもやるらしいが、選択肢を示して初めて現行政権の継続を望むか?政権交代を望むか?判断できるわけで、…

大原美術館で、またまた考えた。

午後は、エルグレコの受胎告知を筆頭にして、名だたる美術品で有名な大原美術館へ。 自分という主体が客体にどう対峙して、とりあえず自分はこう描いてみました。それが表現者として自立することだと言う西洋画の背景を感じました。それは、美術に限らないで…

山陰 浦富海岸で遊覧船クルーズ体験

日本海の荒波に削られた断崖絶壁の景勝地は、いくつかあるが、浦富海岸は山陰の松島に例えられている。カモメに見送られ、出迎えられ、奇岩聳える海岸を楽しんで来ました。因みに日本海や日本列島の成り立ちが伺える場所なので、ジオパークに認定されている…

すなばコーヒー店へ

スタバではなく、すなばコーヒー店に入り、砂焼きコーヒーを頼む。土曜の朝、店内は満席でした。