オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

マクロ教育とミクロ教育1

学校に我が子の教育をある程度委ねる。学校がどのような教育を行うか?学習面に関して、その指針とされているのが、ご存知学習指導要領であります。新学習指導要領では、外国語教育やプログラミング教育が導入される。そんなこと知ったこっちやないよ!我が…

よみがえる 美空ひばりを見た!

男声合唱団の帰り道、東西線の中でHさんが美空ひばりの歌声をAIで蘇らせるプロジェクトが進んでいると教えてくださった。美空ひばりは不世出の天才歌手で、恐るべき歌唱技術自在に使いこなす人なので、そんなことができるのだろうか?と思ったが、Hさんが高…

頑張れ!と言われても…3

頑張ったなぁ、頑張ってしまった…は、あり。 PDCAサイクルって、まだ使われている言葉なんだ!と、この前の男声合唱団練習でネタに使われているのを聞いて思った。頑張れ!と言う場面で、少し慎重になったらいいんじゃないの?という主旨で書き始めたのだけ…

頑張れ!と言われても…2

頑張れと言われてもできないことはあるさ。 私のオリジナル曲「雨上がり」の2番。歌詞は次のように続く。「ぼくはぼくでぼくだけの生き方を探したい。」(えっ、ご存知ない?港南台アカペラシンガーズで歌っていただいている曲なのです。2番はあまり歌わない…

頑張れ!と言われても…1

頑張れ!をシャワーのように浴びてしまう場所と連射し続ける人 頑張れ!と言い続けることで、ポテンシャルが引き出せると思い込んでいる人々が棲息している場所がある。とりわけ学校、塾、スポーツ系の教室に多く存在し、連射し続けている気がする。頑張れ!…

多くの人々に必要とされている人3

天皇陛下日の丸を手に、大声で天皇陛下万歳!と叫ぶほどの皇室崇拝者ではないし、いわゆる国体護持とやらに対して、頑なな意見を持っているわけでもないのですが…。かなり恐れ多いが、先日の即位の礼に対して、日本人が示した態度を見てそう思う。個人的には…

多くの人々に必要とされている人2

第二第三のグレタさんグレタさんは、スエーデンの環境運動家。16歳。気候変動を食い止めるため、文字通り体を張って世界中にメッセージを発信している。まだ十代の娘さんに過ぎない彼女の行動が、なぜ世界中の人々の共感を呼ぶのか?私は60代のオヤジだが、…

多くの人々に必要とされている人1

必要とされていない人なんてどこにもいない。地球上の人々全てが、必要とされている人なはずだ。ただ、家族、友人、職場と自分が必要とされている場面や人を数え始めれば、そんなに巨大な数にはならないだろう。きっと。けれど、世界にはとてつもなく大勢の…

幸せはお金だけじゃ買えないって!5

5.等身大で行こう芥川龍之介の杜子春は、主人公が放蕩生活に明け暮れた末、最後に「お母さん」の言葉を発して、まっとうな生活に戻っていく話だが、現代の文明社会を享受している 情けない現代人の鏡のようでもある。(現代人の方は真人間に戻れるか?怪しい)…

幸せはお金だけじゃ買えないって!4

4,ひがみじゃないよ自家用ヘリや高級車を乗り回すとか、大豪邸で余暇を過ごすとかの経験は、おそらく一生できないだろう。けれど負け惜しみじゃなく、自分が最大限の価値を見出せることに没頭していることに、誰が口を挟めるだろう?幸せの価値は自分自身が…

幸せはお金だけじゃ買えないって!3

3.転機を捉えて始められることフル稼働で働いている時には、どう足掻いてみても確保できなかった時間。それがセミリタイア後には確保できる。新しいことを始める絶好のチャンスなのだ。私は、洋楽であるコーラスの対局にある薩摩琵琶を始めた。楽譜はなく口…

幸せはお金だけじゃ買えないって!2

2.ささやかに長く続ける趣味あまり家計を刺激しないささやかな趣味をもつ。できれば若い頃からずっと続けていれば、さらにいい。私の場合は、大学入学後からコーラスの世界にズブズブに浸り、もうかれこれ45年になる。自分の声をみんなと合わせてハモる楽し…

幸せはお金だけじゃ買えないって!1

1.幸せって何だっけ?昔、明石家さんまがこんなCMをやっていた。一つ、日々を元気に過ごせること。二つ、人と支え合いながら生きていくこと。三つ、自分なりに人生を楽しめること。もうそれで十分でしょう。けれど、三つ目に落とし穴があり、人々の欲望を刺…

ラグビーの思い出6(2019 南アフリカ対イングランド戦)

決勝に駒を進めたのは、南アフリカとイングランド。当日は男声合唱の練習時間と重なったので、ラーメン屋さんでキックオフだけ観て、後は録画で観戦した。前半30分前後、南アフリカのゴールラインすれすれまでイングランドが押し込み、それを南アフリカが必…

ラグビーの思い出5(2019 南アフリカ対ウェールズ戦)

今大会のことの続き。日本を破った南アフリカは準決勝でウェールズと対戦した。この試合がすごかった。どちらが勝っても全くおかしくない試合だった。特に印象的な場面は、ウェールズがゴールラインまで何度も何度も押し込み、それを必死で南アフリカが守っ…

ラグビーの思い出4(2019 南アフリカ対日本戦)

さて、正直南アフリカは、やはり強かった(優勝したし)。でも前半は互角で戦えたじゃないですか!南アフリカがリザーブにフォワードを揃えていることから、ぶつかって日本を蹴散らす覚悟だということは見えていた。そして実際接近戦での力の差が勝敗を分けて…

ラグビーの思い出3

エディー・ジョーンズが監督になり、強くなっていることを知ったのは、前回のワールドカップ前。これが日本か?というプレイを見せてくれた。ラグビーというスポーツは、とにかくボールを持ったら一歩でも前に進むのが基本だろう。蹴ってもいいけれど、もう…

ラグビーの思い出2

そんなワケで、応援側としてもっぱらラグビーはテレビ中継で楽しんでいた。まだ大学ラグビーが人気だった頃で、格好いいパス回しが売り?の早稲田よりも、のしのし押していく明治のラグビーの方が好きだった。一度国立へ観に行こうとしたけど、満員で入れず…

ラグビーの思い出1

ONE TEAMで戦ってきた日本代表が、準々決勝南アフリカ戦で敗退し、代表としての試合を終えた。生で日産スタジアムへスコットランド戦を応援に行き、すごい試合を眼の前で見てきた。今大会5試合を通して、涙が出るくらい嬉しかったのは、フォワードの強さであ…

隙間の時間の友3

昼寝が好きで、することがない日は結構寝ている。非生産的で夢の中で活動していても所詮は夢だから、好意的に思われないのも仕方がない。けれど昼寝を境にして、一日を二日分生きている。爽やかな目覚めの瞬間を2回も体験できると思えば、そんなに馬鹿にされ…

天皇家と宗教について少し思うこと

20191022 今日は、国の行事として午後から即位礼正殿の儀が執り行われる。陛下が即位を宣言される日だ。誠に目出度い。日本の天皇家がどのような歴史を歩んで来られたのか?について、学ぶまたとない機会でもある。陛下は、午前中宮中賢所にて、本日即位礼を…

隙間の時間の友2

頭が空っぽになって、退屈し始めるとちょっとしたことが気になり始める。または何かを思い出す。そして大して意味価値があるとは思えないことを書き始める。書くと言っても、タブレット端末に打ち込んでいるだけなのだが、これもなかなかいい隙間の時間の友…

隙間の時間の友1

小山薫堂が「考えないヒント」の中で、自分はスローライフは苦手でファストライフになってしまう…と書いていた。私もどちらかと言えば、ファストライフ派なのだろうが、如何にファストライフだろうが、ほんの少しの間や隙間は出来る。その間も脳内はスパーク…

柔軟性と執着心

20191009夜、吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されたニュースが日本列島を駆け巡った。満面に笑みをたたえ穏やかな口調でインタビューに応じられる姿が、お人柄を想像させる。その会見の中で記者の質問に答え、研究の継続に必要なこととして「柔軟性」と「…

ますます加速していく時間の中で3

現代文明の前提と脆さ 現代の都市生活は、いくつもの前提に支えられている。例えば、電気、ガス、水道、通信。これらがストップした時に人々はオロオロしながら、自分たちの生活を支えていた前提が何であったかを改めて自覚することになる。最近の日本で言え…

ますます加速していく時間の中で2

時代から求められる能力の変化 時代はいつもその状況に応じた能力を人々に求め、教育してきた。江戸時代の武士にとっての教養とは、儒学を基盤にしたものだったし、町人も寺子屋で、それぞれに将来就くであろう職業に合った教育がなされていた、例えば商人な…

ますます加速していく時間の中で1

以前書いた気がする原稿。再掲。 便利さ・能率化という幻想とパソコン 1995年という節目は、今後永きに渡り人類の歴史に刻まれることになるだろう。何の年かって?Microsoft社がWindows95を発売した年なのです。それまでパソコンがなくてもワープロで十分と…

群れる煩わしさ、面倒臭さへのおののき2

大勢の人が集まってくれば、自動的に煩わしい人間関係が発生する。その面倒臭さはイヤというほど、子どもの頃から学校で刷り込まれている。しかも学校は、なかなか逃げづらいところで、不登校に陥っても、執拗に登校刺激を受け続ける。 互いの立ち位置の違い…

群れる煩わしさ、面倒臭さへのおののき

人が群れるのは、必然であった。陸上において極めて弱かった我が祖先は、群れることで知恵を集積し、地上の覇権を獲得した。しかし、21世紀に入って人が群れなければならない必然は極めて希薄である。通信の発達により情報のやり取り集積は、わざわざ一箇所…

奇妙な解放感

もう読んだことを忘れたひとが大勢いるかもしれないけど、昔ノストラダムスの大予言という本があって、結構売れていてその本によれば1999年7月に人類には初めて滅びるはずだった。運がよかったのか?どこでどう間違えたのか?私は今、滅びなかった方の未来を…