オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

兵農分離の歴史 〜私たちは武器を持たない〜1

方広寺の大仏建立とか、名目を付けて秀吉が農民から武器を取り上げた。これはとりあえず天下が統一されたことで、もう傭兵に頼ることもなく、危険極まりない武器が一般庶民に出回っているという事態を防ぐためのものだった。それまで一揆には散々な目にあっ…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国8 グローバル化→?

まだ先が見えていないのは、いわゆるグローバル化時代を迎えて、日本が獲得したものの評価である。日本はバブル景気がはじけてから失われた20年と言われるデフレ時代を迎えるので、ポジティブ思考が芽を吹いていない気もする。 でも私はここいらで発想を変え…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国7 GHQ統治→日本国憲法、現行制度の基

敗戦で全てを失った日本に占領軍GHQが恐る恐る進駐してきた。日本は戦争中、特攻隊など信じがたい非人道な作戦をとり、何をやらかすか?わからない恐ろしい国だったろう。 日本にとって運命的だったのは、この時GHQの中心メンバーが、実に革新的な思想の持ち…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国6 黒船来航→開国、明治維新

軍事力こそが国力と信じ込んでいる政治家は、21世紀の現代でさえ世界中にいる。幕末に東京湾に入り込んできたペリー艦隊は船の数こそ4隻であったが、当時としては世界最強の艦隊であった。江戸幕府が周章狼狽の体になったのも無理もない。およそ戦えるはずな…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国5 鉄砲伝来→戦国時代の収束

種子島に鉄砲を伝えたとされるポルトガル人は、その後もっぱら日本との交易や日本への布教に力を入れる。その気になれば、租界地のように日本国内に領有権を主張できる土地を作れたような気もするし、大友宗麟などそれに似た構想を抱いていたようだが、全国…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国4 元寇→ 鎌倉幕府転覆へ。おいしいところがない!

日本は75年前の沖縄戦や空襲で、多くの国民が亡くなっているが、はるか昔、やはりとてつもない大国が日本を急襲した=元寇である。この時はひたすら必死の防衛戦だったので、獲得するものや土地などなく、武士がただ疲弊して貧しくなっただけであった。得るも…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国3 統治制度の導入→中央集権国家、律令制へ

一つの統一国家ができてきたということは、それぞれの豪族がそれぞれの地方でそれぞれのやり方でふんぞり返っているのは、甚だ具合が悪い。そこで日本に中央集権国家の体裁を整えようと奮闘努力した人々がいる。天智天皇、天武天皇から奈良朝の人々である。…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国2

仏教伝来 八百万の神を祀る国に仏教が伝わる。仏教は他宗教を排斥しないから、日本の神と仏教は共存した。明治初期の廃仏毀釈=あれが日本の文化大革命だったのか?という事件を除いては、神社に五重塔が建っていても何の違和感もなかったのだ。しかし、日本…

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国1 文字の輸入

ユーラシア大陸からちぎれてしまったかのように海に浮かんでいる島々がある。我が日本列島もその一群である。この島々に少なくとも一万年以上前から人々が住み着き、文化を形成していた。彼等は統一国家などという巨大な統治機構を必要としていなかった。村…