オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび663

鈴木鶴子「江藤新平と明治維新」を読む4 西郷隆盛が政府から去ることに、大久保は、なぜ平然としていられたのだろう。お膝元の近衛兵を統括していた元帥は西郷隆盛その人で、実際西郷隆盛が鹿児島に帰ると同時にかなりの兵が帰郷してしまう。しかし、すでに…

オヤジのあくび662

鈴木鶴子「江藤新平と明治維新」を読む3 どの時代にも立場や人間関係を利用して、私腹を肥やす者がいて、最近も政党の不正会計を正す論議が立法府で行われている。江藤新平の時代には、それは薩長閥の要人でありそれにぶら下がる商人たちであった。江藤新平…

オヤジのあくび661

鈴木鶴子「江藤新平と明治維新」を読む2 話は江戸城無血開城から。西郷隆盛と勝海舟の会談で決まった史実は有名ですが、その裏側で江藤新平が奔走していた話は、この本で初めて知りました。日本が内戦状態に入れば英仏の思うツボとなることを恐れて走り回っ…

オヤジのあくび660

鈴木鶴子「江藤新平と明治維新」を読む1 江藤新平は著者の大伯父でして、逆賊扱いされてきた新平への思いが著作のエネルギーになったと思われます。 新平は、佐賀弘道館で大木喬任や副島種臣と知り合う。当時の弘道館では、水戸学を取り入れた国学を講じてい…

オヤジのあくび659

片野ゆか「動物翻訳」を読む2 宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」でアオサギが話題になったが、本職に登場する動物は、アフリカハゲコウ。知らない鳥だったので少し調べると、腐肉を食べる大型鳥らしい。 担当者のミッションは、フリーフライト。つまり大…

オヤジのあくび658

片野ゆか「動物翻訳」を読む1 プロローグを読むと、変化のない単調な生活を送っていると飽き飽きしてしまうのは、人間も動物園の飼育動物も同じこと。環境エンリッチメントという飼育動物の幸福な暮らしを実現するための方策が模索されるようになったとあり…

オヤジのあくび657

伊藤亜紗「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を読む 本書の始めの方に、ゾウとアリでは時間の感じ方が違う話が出てきます。また客観的な情報が個人によって異なる意味に捉えられることがある話。視覚障害の皆様には、晴眼者には感じられない感覚があ…

オヤジのあくび656

栗山英樹「栗山ノート2」を読む 「栗山ノートを読んだら、古典を読まなくてもいいね」と先輩から言われたエピソードが登場します。この本の目次には名言・格言が並んでいます。野球監督としての判断が何に支えられていたのか? が垣間見える趣向なのです。少…