オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オヤジのあくび681

色摩力夫「アメリゴ・ヴェスプッチ」を読む。 なぜ、彼についてちゃんと学んでいないのか、本書の冒頭で明らかにされている。彼の業績に関する資料が少ないのだ。けれど明らかなのは彼の親友であるコロンブスが野心に満ちた航海者であったのに比べ、ヴェスプ…

オヤジのあくび680

F・ショットレンダー著、石橋長英訳「エルウィン フォン ベルツ」を読む 東京医学所(東大医学部)教授、医学博士としての業績という、いわゆる専門分野を踏み越えて、ベルツ博士はさまざまな文化に興味を示している。 休日は乗馬、江ノ島まで遠出することもあ…

オヤジのあくび679

原田恒弘編「群馬歴史散歩 173号」を読む。 飯尾宗祇 いのちあらばまたもきてみむ草津なる 神のいでゆはあやにかしこき 草津温泉は有名な観光地であるし、ボク自身もリピーターを自負しています。そこで本書からは、今までボクが知らなかったことのみを抜き…

オヤジのあくび678

エリック・ルーセル著、山口俊章・山口俊洋訳「ドゴール」を読む2 チャーチルにファシスト・独裁者的な雰囲気を指摘されているドゴールは、ソ連とも接触しつつ共産主義者が大勢いるレジスタンスを鼓舞しなければならなかった。戦後壊滅的な被害を受けたフラ…

オヤジのあくび677

エリック・ルーセル著、山口俊章・山口俊洋訳「ドゴール」を読む1 愛国主義って何だろう。ドゴール伝を読み進めながらこの問いについてボクなりに考えてみたい。 ドゴールのゴールとはガリアの意味があると言う。カエサルの戦記にあるように現在のフランスは…