オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

合唱

ゼロスタートから育て、見守る喜び

朝のニュースで、全日本3連覇を果たしたフィギュアスケーターの宮原選手とコーチのエピソードが取り上げられていた。子どもの頃からずっと彼女を育て、見守ってきたコーチの眼差しや言葉が印象的だった。 ここから自分の話になるけれど、昨年自分は「港南台…

アカペラの編曲心得。間をぽっかり空けない。

アカペラには、伴奏楽器がない。だから、歌が途切れてしまった時に、不思議な間が空いてしまう時がある。緊張感がある間であったり、効果がそれなりに期待できる間であったりするならそれでいい。しかし、何とも間の抜けた情けない時間がぽっかり生まれてし…

そもそも指揮者とは、ナニサマなのか?

世の男子が憧れる立場の一つに、野球の監督などと並んで、指揮者があるという話をどこかで聞いたことがある。 タクト一本で、自分の音楽を創造できるイメージがあるし、優れた指揮者からは、その人でなければ起こり得ない奇跡のような音楽が生まれる時が確か…

正しい間違い方

へんてこなタイトルだが、間違い方には正しい間違い方と具合の悪い間違い方の二通りがある。 まず、一番重症なのは、自分が間違っていることに気付いていない場合で、誰かが教えてあげるか、それとなく暗示してあげるしか方法がない。さらに間違っていること…

みんなで歌おう?それってひょっとすると歌わされていない?

考えが甘々でゆるいのかもしれないけれど、みんなで歌うまたは歌わされることに抵抗を感じる人がいたとしても、決しておかしいことじゃないと思う。「歌は楽しいのだから、みんなで歌って当たり前」という発想の方が、むしろ危なっかしいとへそ曲りくんは思…

声の旬、食べごろ。

声には、食べごろがある。中高生、ましてや小学生ではない。彼らは、まだ固い青い実なので、頬が落ちそうになるような美味しさを期待してはいけない。ボーイソプラノなど、特殊な訓練を施すことで、他の世代には出せない発声が可能な場合がある。しかし、こ…

合唱団をつくる。合唱指揮を依頼される。

私は、一応両方を経験しているので、このお題について少しばかり発言することをお許し願いたい。 合唱をつくることを、絵画を描くことに例えながら話を進めよう。 合唱団をゼロからつくるとは、絵画で言えば、画用紙や絵の具や筆を準備することからスタート…

harmonia ensemble 公開リハーサルを聴きに行きました。

王子駅から200mほど歩いて、北トピア14階のカナリアホールへ。ロビーに10人ほど受付待ちの人が座っていた。 中に入ると、リハーサル室になっていて、合唱団の背中側に二列目のように座って、リハーサルをいっしょに体験する形になっている。 指揮者は、ブレ…

ヴァーチャルな合唱と対峙する「生もの」

ヴォカロイドによる、例えば初音ミクの歌声。さらには、ヴォカロイドによるコーラス。若干高周波倍音が少なめの印象はあるけれど、生身の人間よりよっぽど音程はしっかりしている。(平均律なのは致し方ないとして) そして、さっきfacebookでshuttokenさんが…

港南台アカペラシンガーズ発足の日 日記

20161002 17:33 午前中は、退職以来久しぶりに、怒涛のような時間の流れと緊張感を経験した。参加された女声陣の声は、なかなかすごく、解き放たれた声がガンガン鳴ってくる。女声だけでグループをつくっても、かなりハイクォリティなコーラスができそうだ。…

想い出の名曲コンサート

横浜さかえ男声合唱団「栄区制30周年記念 想い出の名曲コンサート」が先月栄公会堂で開かれました。 「歌い継ぎたいあの歌この歌」ステージと「懐かしのメロディー」ステージで歌い、ロシア民謡カリンカでテナーソロを歌わせていただきました。ちょっと力ん…

栄区制30周年オープニングセレモニー

古今、祝典のために多くの名曲が作曲されているように、セレモニーと音楽の相性は、いいらしい。ある時代までは、そのような儀式の主催者に作曲家が従属していたとさえ言えるだろう。 さて、栄区でも30周年を記念して、イベントが盛りだくさんだ。9月18日は…

ぼくの合唱団小論

ほとんどの街で、合唱団が高齢者によって占拠されている現状にあって、より幅広い世代が集まる新たな突破口はどこにあるのか?それに対する一つの試みが「港南台アカペラシンガーズ」だ。 定年を迎えて、何か新しい趣味を始めたい。音楽や歌は大好きだけれど…

名湯万座温泉と軽井沢国際合唱フェスティバルの旅7

旅行最終日は、午前10時から軽井沢国際合唱フェスティバルの発声講座を受講しました。先生がおっしゃる「いやなことは、やらなくていい。」は、怠け者には福音のように聞こえますが、どっこい合唱「団」において指導者と団員の関係は、支配と服従に近い。少…

名湯万座温泉と軽井沢国際合唱フェスティバルの旅6

三泊四日お世話になった万座温泉日進館を今日発つ。朝食後、万天の湯と長寿の湯をはしご湯する。長寿の湯の露天風呂で、毎月一週間ずつ通い続けている方から話しかけられる。体操教室や早朝散歩でもお見かけした気がする。万座温泉の効能や近くにあるうどん…

神奈川県合唱コンクールを聴きに行きました。

久しぶりに神奈川県合唱コンクールを聴きに行きました。重い?腰を上げたのは、母校横浜国立大学グリークラブが、今回数十年ぶりに参加しているのです。あとこの秋から新しい合唱グループを立ち上げようとしているので、少しは、自分の耳を研ぎ澄ませておく…

古楽院でミサ修行4

発声、音取り、合わせ方、およそ合唱するための基本について、どれだけ正反対のことをしてきたのか?気づかされたレッスンでした。本当に古楽院に通ってよかった。一種の悟りと言うと大げさ過ぎるかもしれないけれどそれだけ大切なことを学んだ2時間でした。…

まずは、会場確保から

10月から活動をスタートする予定の港南台アカペラシンガーズ。先日、港南台地区センターへ会場予約に行って来ました。 用紙の前で、施設の方から音が出るサークルは、和室をお使い下さいと話を伺う。コーラスの練習を和室で行った経験がほとんどない(大学グ…

カンテムス ミニコンサートを聴きに行く。

ハンガリーからカンテムスが来日している。子ども〜ユースの合唱に関心がある方なら、ご存知でしょう。本当ならちゃんと演奏会を聴きに行きたいのですが、時間の調整が付かず、横浜美術館で開かれているミニコンサートを聴きに行きました。 ハンガリーの作曲…

栄フロイデ合唱日誌

ソプラノ歌手の浅野先生をお迎えしての練習がありました。練習開始前に、先生に?「旅」全曲を一回は通してください。?1・4・7曲目は、秋に演奏を予定しているので、重点的にお願いします。?女声の発声指導を長めにお願いします。・・と矢継ぎ早にいろいろお…

オーケストラ夏休みコンサートでハレルヤコーラスを歌いました。

7月24日、子どもたちが大勢来場している夏休みコンサートで、ハレルヤコーラスを歌いました。オーケストラの音が巨大だったので、どのようなバランスに響いていたか?よくわからないのですが、自分的には気持ちよく歌うことができました。

古楽院でミサ修行3

水曜日に薩摩琵琶とハレルヤコーラスを歌い、土曜日は、まず古楽院でジョスカン・デ・プレのミサを歌い、夜は地元に戻って男声合唱。何だかすごい勢いで音楽の世界を旅して回っている気がする。 さて、何かを教えていただく場合には、その先生が何を教えてく…

705 合唱は、音を一つに合わせるだけではなく、倍音を構成する作業なのです。

日曜日に聴きに行った演奏会で、合唱のテノールパートやベースパートに何人かエキストラが、入っていたことがわかった。オーケストラで奏者がいない場合、そこを助演していただくのはよくわかる。合唱曲でもソリストにプロを招くこともわかる。しかし、パー…

25年前の戸塚混声合唱団「モツレク」を聴いてみた。

自慢話にしか聞こえないような話は避けているつもりでも、結局は相手にとって鼻持ちならない話題になってしまうことがある。そんな話は、ずっと年寄りになってからと思っていた自分もいつの間にやら還暦間近になってしまった。 1991年は、私にとって結構忙し…

702 吠えない男声合唱を目指して

7月2日は、さかえ男声合唱団の声出しを担当する日でした。この合唱団は、きれいな声質の方が多く、しかも若い頃に合唱を経験されている方が多いのが特徴です。いつもは発声練習を始めると、第一声からかなりのボリュームが出ています。 そこで、今日は「ぼく…

702 ボーカロイド合唱団を聴いて、倍音のことを考えていた。

YouTubeでVOCALOID合唱団の演奏を聴いてみた。聴いた曲は「Let it go」「キセキ」「ハナミズキ」「手紙」。所詮機械の音と思って聴き流してしまえば、それっきりだが。趣味の問題と言っても、すでにボーカロイドの声を気に入っている人々がいる以上、そう見…

626 川井弘子声楽講座を受けに行く

午前中ヘンデル室内合唱団を終え、目白まで声楽講座を受けに行って来ました。最近、私は、合唱団でリーダー的な立場でお話をさせていただくことが多くなりました、しかし、姿勢や呼吸についてどのように伝えたらよいのか?自分自身が迷路にはまり始めていた…

625 パート練習で、教えていただいたこと。

一方的に指導者から、いろいろな知識や技能を詰め込まれる練習や学習ほど、つまらないし、且つ身につかないものはない。参加者が主体的に目標や問いをもって、指導者や他の参加者とやり取りを始めなければ伝わないものはあるはず。 さかえ男声のテナー系パー…

618 グリーフェスタに行って来ました。

グリーフェスタとは、横浜国大グリークラブOB会総会、ミニコンサート、懇親会をひっくるめたイベント。今年は、練習日程の関係上ステージでは歌えませんでしたが、来年私の年度が還暦ステージを迎えるということもあるので、伺った次第なのです。 ミニコン…

タケさんの合唱日誌 613

土曜日夜=さかえ男声、日曜日午前=ヘンデル室内、月曜日夜=栄フロイデと、合唱の3連荘。そのうち、さかえ男声と栄フロイデは、パート練習のおまけ付き。男声ではテナー系のパート練習。栄フロイデは、今回はソプラノのパート練習を行う。 男声の方は、ずいぶ…