教育
不規則連載 タケさんの教育論7 アスリートたち、文化の担い手たちをどこで育てるのか?2 学校は、スポーツや音楽、美術、伝統文化などを生涯にわたって続けるための楽しさや喜びを体験する場所なのだと思う。だから技能的な高まりは、その道の専門家にお願い…
不規則連載 タケさんの教育論6 アスリートたち、文化の担い手たちをどこで育てるのか?1 この季節の風物詩とも言える高校野球夏の甲子園が中止となっている。高校野球日本一は、この大会で決まる。今年の三年生の残念な悔しい思いは察して余りある。 だがな…
不規則連載 タケさんの教育論5 教員とのパートナーシップをどう保つか? 公立、国立、私立を問わず、どこの学校へ進学しても先生はいる。先生がいない学校はたぶんない。そして子どもを導く仕事をたぶんしている。 保護者の関心事は、何を教えるとか休校措置…
不規則連載 タケさんの教育論4 教育の主体は個人なのだ。 義務教育だから…この言葉がどれだけ子どもや保護者を受け身にさせてきたことか!諦めさせてきたことか! 子どもの頃のエジソンをご存知でしょうか?彼は学校に馴染まなかったので、かれの特徴をよく…
最小限の我慢、最大限?の効果2 就職して小学校の教員になった。3月まで41年やってきた。休校期間が解けたので、まもなく42年目に突入しそうな状況ですが。働き方改革のご時世、超過勤務が絶えず話題になっている職種だ。 決まった時期に、決まった作業を必…
タケさんの教育論3 本当はいつ何を学ぶのがよいのか?3 早く学び始めた方がよいとされているものがある。例えば音楽ではいくつかの楽器について、そう言われることがある。運動にも当てはまるだろう。 反対にかなり高齢化しても、まだまだ変化成長できるもの…
タケさんの教育論2 本当はいつ何を学ぶのがよいのか?2 言葉・文字の学習は、とても大切で私たちの思考形成に直接影響する。ところが日本語の習得は時間がかかる。ひらがな、カタカナ、そして膨大な数の漢字とその複雑な読み方がある。発音の仕方はそれぞれ…
タケさんの教育論1 本当はいつ何を学ぶのがよいのか?1 子どもたちが通う学校は休校解除され、部分登校という変則的な形態で再開しつつある。しかし、保護者の間には、学習の遅れを心配する声が上がっている。 そもそも何歳=何年生で何を学習しておくと言う…
子どもたちの未来は子どもたちも考えるべき2 51〜続く しかし、現実に8都道府県では、この3月から学校が子どもたちが集える場所として機能していないわけでして、子ども自身が現在の状態をどう感じて、どうすればいいのか?発信できる場があるとよいと思う。…
子どもたちの未来は子どもたちも考えるべき1 学校の休校について、どうのこうの大人たちが右往左往している。やれ9月入学に変えようとか、オンライン学習は環境が整わないと格差を生じるとか…しかし、これらは全て大人目線であり、大人がよき方向に導いてい…
動画配信による授業に思う。 学校や塾で授業ができない。たしかに今感染拡大地域て子どもを学校に登校させるのは、いかがなものかと思う。 それでは、動画で授業を配信しましょう!本当に観られるための準備ができているのか?観なかったら観ないでハイそれ…
子どもたちに必要な教育。それは今流行りの言葉を使えば、持続可能な開発=未来を約束する教育である。しかし、事態は極めて混沌としている。つまり、平和も環境も人権問題も、今の大人世代では解決するできるか、怪しいのだ。スエーデンのグレタさんが立ち上…
当事者として何とか乗り出すべきは、やはり保護者(親)である。あまりの強引さにモンスターペアレントと揶揄されてしまう場合もあるだろうけれど、我が子のことを考えれば、冷静でいられないのは当たり前である。ただ、一方的に要求しても、不甲斐ない学校が…
今の教育が機能不全に陥りがちな理由は、マクロ教育がミクロ教育の実態を十分に把握していない。施策に反映されていないところだと思う。経済なら日銀が消費傾向などを把握して、金融政策に反映させている。教育にだって中教審はあるけれど、失礼ながら総論…
ところで時代を遡り、我が国に学校というものがなかった時代。いや、世界にもなかった時代は、すごく昔の話ではない。公教育が成立したのはせいぜい250年くらい前の話。おもに初等教育に限るけれど、ヨーロッパでは家庭教師をつけて我が子を教育する伝統があ…
学校に我が子の教育をある程度委ねる。学校がどのような教育を行うか?学習面に関して、その指針とされているのが、ご存知学習指導要領であります。新学習指導要領では、外国語教育やプログラミング教育が導入される。そんなこと知ったこっちやないよ!我が…
学校で、ふと上のような考えが頭をかすめた。そもそもポストモダンの到来は、近代市民を健全に育成することが困難であることが予言されていたわけで、それからすでに30年も制度疲労を露呈しながら、再構築への画期的なアイディアも出さずに学校教育は続いて…
きっとこんな時代になる。それがわからない。占い師や予言者ではないし。 ん?AIに予測してもらいますか? 私が子どもの頃は高度経済成長期がしばらく続くと信じていた人が多かったと思うが、その後のバブル崩壊と失われた20年を予想した人は少ないはずだ。 …
その子に何が必要で、何が適しているか?そもそも何を求めているか?一人ひとりが学ぶことは、ますます個別化しているように感じている。 しかし、全体で共有すべきとされている部分があまりにも巨大で、しかも多くの時間が使われている。 例えば、リコーダ…
ブログは、不特定多数の人が閲覧しているので、今まで本業である学校教員としての話題を避けてきた。もちろん仕事に影響することを避けるためである。 しかし、学校教員になって、すでに40年目となり、40年も続けてきたからこそ感じていることを少しは書いて…
2014年の年末に、こんなことを考えていました。中教審の答申によると、また大学入試の方法を変え、思考力や主体性を問うのだそうだ。学校教育法にどでんと思考力・判断力・表現力を育てると書いてしまった以上、後には引けないのだろうが、そもそも思考力を…
読まないと後で都合が悪くなるのは、何か?友だちからのメール。返さないと具合が悪くなるのもあるから、一通り目を通すだろう。しかし、 文章としては短い場合がほとんどでしょう。あとは紙。紙で配られた文章というだけで、読む気が失せる人さえ多いのでは…
新聞で教科書の文章が理解できない生徒が増えている事実を特集していた。文章を読むのは時間がかかる。このブログだって例に漏れない。最初から最後まで読み通してくださる奇特な方がいらっしゃれば、やはり数分はかかってしまうだろう。 まず初めに長い文章…
あと少しになっていた今年度の勤務のうち、時間制限がある方が3月21日に終わった。久しぶりに一年間継続的に授業を受け持ったので、高齢者のリハビリみたいな状況があったけれど、自分的には、とにかく楽しかった。やはり武部という人は授業をしていれば楽し…
FBに、おそらくは子どもたちを前にして「なぜできないのか?」と戸惑う教師を、揶揄するような投稿を見つけました。何かができるようにさせてこそ教師!教師自身も何かができるようになるための指導マニュアルを長い間模索してきました。そして評価・評定際…
教育界は、ずっと振り回され続けてきた。新しいキーワードを振りかざし、さも思想的な背景があるかのように見せかけて、演じる学者や実践家に。 最近の流行りかもしれないのが、このコンピテンシーという言葉です。コンピテンシーベイスをコンテンツベイスと…
日本の名教師列伝4 福沢諭吉4 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜「学問のすすめ」から学ぶ演説のすすめ福沢先生の名著が、百四十年後の今も多くの人々に読まれている理由は先生独自の語り口にあるように感じている。多くの人々に対し…
日本の名教師列伝4 福沢諭吉3 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜「学問のすすめ」から学ぶ国の独立尊皇だの攘夷だのと若い志士たちが騒ぎまくっていた時代からほんの数年。またたく間に時代は開国から文明開化へと変化してしまった。…
日本の名教師列伝4 福沢諭吉2 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜「学問のすすめ」から学ぶ個人の自立 政府と市民の関係人にはそれぞれ大切な権理があると教えられても、兵農分離が進んでから被支配の立場であった多くの人々には、「お…
日本の名教師列伝4 福沢諭吉1 〜先生たちは日本の未来をどう見据え、語ってきたのか?〜一万円札の肖像画、慶應義塾の創始者、明治を代表する洋学者・・名教師列伝の第四回目は、本邦教育史の不動の四番打者福沢諭吉先生にご登場願おう。そもそも教育の使命…