まだ性懲りもなく正月のことを書いている。3日は、義兄と箱根駅伝の応援に出かけ、帰り際義兄の新居を訪問する。「畳と女房は・・」ではないが、新居のさわやかな香りを勝手に堪能させてもらう。
駅伝中継も終わり、ライスボウルをTV観戦する。アメフトのルールが今一つわかっていない感じの、息子、義兄、姪っ子を後目に一人で悦に入り、我ながらまったく迷惑な客この上ない。(しかも、とっておきのワインは空にしてしまうし・・)
少々千鳥足で帰宅し、音楽ファン必見の、「ニューイヤーオペラコンサート」を観る。ベルリーニ「ノルマ」から大村博美が歌いあげる美しい旋律、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」から与那城敬が歌うメフィストのど迫力がとりわけ印象的。
慌ただしいのだが、8:00でチャンネルを地上1に変える。今日から、今年の新大河ドラマ「龍馬伝」がスタートしたのだ。私にとって、大河ドラマの楽しみの一つに、今年のテーマ音楽がある。昨年の「天地人」の大島ミチル。「風林火山」の千住明。毎回視聴者をうならせる人選とすばらしい曲の出来映えで、番組の冒頭を飾ってきたテーマ音楽。
さて、今年の作曲家は、佐藤直紀である。映画なら「ALWAYS三丁目の夕日」TVドラマでは「ハゲタカ」や「海猿」などでおなじみの作曲家だが、今回は龍馬伝でどんな音楽を奏でてくれるか、楽しみなところ。
テーマ音楽は、いきのいい前へ前へと進む躍動感あふれる管弦楽に、エスニックな旋律を歌う女性ヴォーカルが加わっている。この歌声の主は、ハリウッドで活躍しているリサ・ジェラルドである。彼女はヴォーカリストであると同時作曲家としても高名で、アカデミー賞音楽部門にノミネートされる常連だと言う。
私のチャンネル操作は忙しく、しばらく龍馬伝を観てから、オペラコンサートに戻って、「トスカ」から「たえなる調和」を歌う佐野成宏を聴きたかったのだが、間一髪間に合わず聞き逃してしまった・・・・残念。
美味しい番組を同時に放映しているNHKを少し恨めしく思う。