オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

Allegro気分で行こう!6

オブラディ・オブラダ

 親戚に今幼稚園に通っている娘がいるのだが、お遊戯会で「オブラディ・オブラダ」を踊ってきたという。「ああ、ビートルズですね。」と懐かしさもこめてつぶやくと、「この曲、ビートルズだったの?」と言う予想しなかった反応が返ってきた。ああ、『時代は巡る』のである。

 思い直してみると。「運命」の出だしや「第九」の『喜びの歌』の節しか知らなくても、ベートーヴェンが大作曲家であったことを何となく理解しているように。「アイネ クライネ ナハト ムジーク」と「トルコ行進曲」しか思い出せなくても、モーツアルトが神童であったことを知っているように。

「Ysterday」と「Let It Be」しか聴いたことがなくても、ビートルズが二十世紀後半を代表する最重要なバンドであることを認識している人がいてもおかしいことではないのだろう。その位にビートルズは、音楽史上に足跡をとどめたバンドとして、確固たる位置を占めているのだろう。

 さて「オブラディ オブラダ」の話。俗称「ホワイト アルバム」に収録されているこの曲は、セッションに参加していたナイジェリア人の口癖を、ポールが気に入って、曲にしたとい逸話が残っている。

 後にビートルズによる唯一のレゲエ曲と言われたこの曲は、他愛のない歌詞とシンプルなリズム・旋律で、一度聴けば誰にでもその曲の楽しさが伝わる佳曲だと思うのだが、インターネット上で集計された「Worst Song Ever」では、ものの見事に一位を獲得してしまっている「最悪な曲」でもあるらしい。

 この曲でポールが歌っているように、オブラディ オブラダ ライフ ゴーズ オン ブラ 〜 ! 人生楽しく行けば それでよし。 

 Allgro気分の曲を友として、明日も楽しい愉快な一日になりますように!!