オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ピアノのメーカーに対する小さな考察ー2

 1月に代々木の国立青少年センターで、とある大学の合唱団の演奏会を聴いた。第1ステージの演奏は、ピアノ2台の伴奏を伴う演奏で、右手のピアノがスタインウェイであることは、すぐわかったのだが左のピアノの音色が気になる。音の色が明らかに違うのである。ピアノの側面にメーカー名が記されているのだが、筆者の座席からはよく読みとることができない。スタインウェイであれば、もっと明るい音が、直線的に飛んでくるはずなのだが、明らかに色が違う。もっと憂いを帯びた表現が可能な色と言うべきか、音の飛び方も、よく飛んでくるのは間違いないのだが、より柔らかく伝わってくる感じが耳に心地よい。
 休憩時間中に、弾いていた当人から話を聴けば、ベーゼンドルファーだということ。ベーゼンドルファー!少し調べると、このホールに置いてあるのは、290という型で、都内でこの最高クラスの機種を置いているのは、この青少年センターホールのみ。さらに、ベーゼンドルファーを置いてあるホールさえ5館を見いだせるのがやっとである。