オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

静かにひとり演歌を口ずさむ時1 〜ちあきなおみ〜

「いつものように 幕が開き・・・」

 演歌の話題は、自分には、まだ早いとかなり意図的に遠ざけてきた感がある。中学生の頃「喝采」がヒットし、レコード大賞を受賞した頃の話である。当時私が通っていた中学校に「ちあきなおみ」が在籍していたという噂が流れた。だれがどこの学校に通っていようが、自分からすれば、ずいぶん先輩にもあたり、そのこと自体は「ふ〜ん」という程度の情報に過ぎなかったのだが、一世を風靡している歌手が、多少身近に感じられたことは、たしかである。
喝采」そのものは、歌手自身の境遇や体験を歌った曲であるなどと、セールスされたが、事実とは関係がないらしい。そういういきさつを抜きにしても、十分に名曲であり、名歌唱であるのだから。
 さて、その「ちあきなおみ」が、TVに出なくなってから、幾久しい。1992年に御主人を亡くされてから、一切の芸能活動を休止されているのだが、
彼女の歌心は、悲しみとともに凍てついたままなのだろうか?彼女の復帰を待ち望んでいるファンは、膨大な数にのぼると思われるが、彼女が再び舞台で「喝采」を浴びるのは、叶わぬ夢なのだろうか?