■

独歩の湯を出て、今回の旅行のメインである幕山公園に向かう。
駅までバスで戻ると、ちょうど幕山公園行のバスを待つ人たちが、
列を作っていた。
湯河原の梅林は、それなりに観梅名所だと思うのだが、アクセスがあまりよくない。私たちは行き当たりばったりでちょうど乗り込めたのだが、マイカーを使わないならバスの他はタクシーしかない訳で、もう少し柔軟に増便してもいいと思うのだが。
 まあ、今年の場合は開花が遅れてしまい、イベント終了後に満開を迎えるという特殊な事情があったから、止むを得ない感はあるが。

幕山公園に着くと、駐車場待ちの車が長い列を作っている。
屋台で買った肉まんと焼きそばで腹ごしらえを済ませて、斜面をあがる。
 横須賀の田浦梅林のように梅林越しに海が眺められるのが気持ちがいい。紅、桃、白の花と香りを楽しみながら、歩いているうちに梅林の最高地点に到達した。ここからの展望は見事で、少々登った甲斐があったというものである。しかしさらに幕山の頂上までは、一時間以上かかるとの行き交う人の話。今回はここで引き返すことにする。

さて、困ったのは帰りのバスで、一時間以上待ち時間がある。
当てはなかったが、道を歩いて３０分ほど下るとバス停にまたもや人の列 ！ここから駅までのバスが出ており、予定より早く帰ることができた。
しかし、何とも行き当たりばったりな旅行であった。