オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

日本の神は八百万の神と言われているが、要するに自然界からの抵抗しようがない力に対して、人々が畏れる心が生み出した神である。風神雷神然り、富士山然りである。元々がプレートの境目で圧力を常に受け止め続けている細い島の上に住み、気候上も極めて変化の大きい中緯度偏西風の下に暮らしているのだから、自然からの脅威は不可避と言っても過言ではない。
3・11以来、様々な形で地震津波による災害シミュレーションが広報され、その情報に日本人は改めて自然への畏怖を感じている。私たちもご先祖様がしてきたように、自然信仰に戻らなければいけないと言っているのではない。ちょっと有頂天になり過ぎていた人類に自然がお灸を据えたと思って、自然とのスタンスを見直すいい機会だと感じているのだ。