オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

まだ自分が独唱を志していた頃、同じ門下であったH先生と区の音楽祭で会った。混声合唱団「コール メイ」を指導されており、私自身にも入らない?と声をかけてくださったのだが、これ以上合唱団のかけ持ちをするのもためらわれ、お茶を濁している。
ところで10人余りの合唱団なのだけれど、実に目指す発声の方向が揃っているというか、音色が綺麗なのである。一人一人がもっているよい響きが引き出され、ハーモニーの中に溶け込んでいる感じだ。この音楽祭では、木下牧子作曲の「おんがく」という曲とヴィヴァルディの宗教曲を聴かせてくれたが、アカペラの木下作品でこの合唱団のよさが、より感じられた。のびしろの大きい、将来が楽しみな合唱団が誕生した感じである。