オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

毎度お騒がせの大臣が 大学新設認可の件で、また派手にやらかしてくれました。当事者はさぞかし困惑された数日間を過ごされたことと思う。大臣が言うように確かに大学は多いかもしれませんが、何もそれを突然今年の新設申請に際して言い出さなくてもいいだろうに。
そもそも我が国においては、学校の役割や学校制度そのものを考え直す時を迎えているのかもしれない。学校とは一市民として社会生活を送るために必要な態度や力を身につけるところだと思うのだが、社会と学校との接続があまりうまくいっていない気がする。
各個人が確固たる未来像を描かないままに、大学を始めとする進路先を選んでいる現実はないだろうか?企業では終身雇用の制度が流動化している時代とは言え、自分が長い人生において何をして生活を営んでいくか、自分のよさがどのような職業において最大限に発揮できるのか、個々の人生で最も重要なこの課題について、考えるための時間やヒントが、あまり与えられていないように思う。
ましてや外的な環境としては、少子化に伴い、若年労働力が社会から強く必要とされている時代が、すぐそこまできているのだが。