昭和という時代への憧憬
私の住んでいる区では、春の文化祭・音楽祭というイベントをやっており、その中の「昭和の音楽祭 あのうた・このうた 〜懐かしいあのときのメロディーの数々〜」というコンサートに参加してきた。男声合唱団で歌謡曲を4曲、女声合唱団との合同混声合唱でやはり歌謡曲を2曲演奏したのだけれど、実にお客様の反応がいい。
有楽町で逢いましょう、ブルー・シャトウ、霧の摩周湖、高校三年生、津軽海峡冬景色、瀬戸の花嫁・・・いわゆる歌謡曲黄金時代を彩ってきたこれらの曲がみんな大好きなのだ。とどめは会場全員で「川の流れのように」を合唱して、これでもかというくらいにどっぷり昭和の世界にひたってしまった。
西岸良平の描く「三丁目の夕日」の世界に多くの人が郷愁を感じる心と一脈相通じているように思った。平成も四半世紀を迎えたが、昭和という時代がはらんでいた捨てがたい文化の数々を、もう一度リプレイしてみることで、あの時代への憧憬が湧き上がってくるのだろう。
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