オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

子どもの日に考える2「やればできる」を疑ってみよう

子どもの日に考える2「やればできる」を疑ってみよう

親も教師も子どもの可能性を疑うことなく、ためらわずにその言葉を発している。「やればできる!」たしかに一人ではできなかったことが、チームで力を合わせるというか、個人個人がそれなりによく言えば適材適所的に、実際にはかなり不平等に力を出し合うことで、クリアーできる課題はあるだろう。
しかし、個人レベルでは「やればできそうなこと」と「やってみてもできそうもない」を履き違えることは、時にとんでもない結果を生む。あるいははじめから「やらせることに必要以上の強い負荷がかかり過ぎる」場合が多々あるのに、期待過剰というか理解不足というか、子どもを押しつぶしてしまうケースがあるように思える。できた達成感によって自尊心を育むというお題目は、大いに結構だが、その前にそれが本当にその子にとって「やればできる」ことなのかどうかは、大いに疑ってみる必要がありそうである。


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