オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

撮り鉄一人旅一泊旅行5

撮り鉄一人旅一泊旅行5

成功しようが失敗しようが、スッキリしようが後味が悪かろうが、今までの撮り鉄旅では、崎平で折り返し帰っていたのだが、ここからが泊りがけの強みで、今日はさらに井川線で前進し、接岨峡温泉まで進んでみようと思う。千頭駅を出発したトロッコ列車は、油がきれたような軋んだ金属音を発しながら進んで行く。車掌さんの案内も車輪の音にかき消されそうだが、列車は百日紅の花が美しい川根両国に着いた。

冷房がないので相変わらず暑いのだが、それでもトンネルに入る瞬間はいくらか涼しい。また窓から右下を見下ろすと、断崖絶壁でむしろその方が別の意味で涼しくなるかもしれない。よくこの崖に線路を敷けたものだと感心するようなところを通過して行く。キーキーユラユラは決して快適とは言い難いのだが、この鉄道ならではの醍醐味と言えないこともないだろう。
アプトいちしろ駅で、アプト区間用の機関車を連結する。現在の標高は396mだが、標高差90mを登るらしい。車掌さんが立つと急勾配の感じがわかるというので、ほとんどのお客さんが立ち上がる。なるほど急なことはわかる。何でもダムを作るため鉄道が水没し、アプト式を導入したのだとか。





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