撮り鉄一人旅一泊旅行7
千頭で金谷行きに乗り換える。キーキーユラユラから解放され、冷房付きの電車が天国のようだ。何せ先程までは窓が全開のため、足下に小さな虫が飛び回り、決して愉快な環境ではなかったのだから。
大井川鉄道は、SL急行が旧型の車両で運行しているので、普通運賃の各駅停車の方が乗り心地が良いという奇妙な逆転現象を起こしている。山あいの土地で、雨が降っているせいかもしれないが、18時過ぎて少し暗くなってきた。鉄旅の大先達宮脇俊三氏が夜間鉄道に乗って旅をすることを意図的に避けていらっしゃったが、今日は金谷に着く頃は真っ暗だろう。
今宵のホテルは、掛川駅前のビジネスホテル。ウェルカムサービスでクロワッサンと缶コーヒーをいただくが、さすがにそれで夕食というわけにもいかず、近所のラーメン屋をフロントで聞いて、とんこつラーメンを夕食にする。あとは、飲み屋ばかりで一般的なレストランのような店は地図には出ていなかったわけで。帰りにコンビニでチューハイとあたりめを買って帰る。駅前のホテルは交通至便で快適だったが、新幹線が通過するたびに、ゆさゆさと小さな振動を感じ、駅の近くで寝起きするというのはこういうことだと少し理解できた。
iPadから送信