北中康文「日本の滝100選」を読む(観る)
暑い夏がやって来た。暑い日には涼しげな写真でも眺めればいささか爽やかになれるのでは？という思い付きで求めたのがこの本。Amazonで求めた価格が、定価の2倍近く、届いてから少々驚く始末だったが、それはあとの祭り。
滝の撮影に関しては、日本を代表する写真家だけあって、どの写真も美しく滝の流れに心が洗われるようだ。これだけの名瀑を見ると実際に行ってみたくなってしまうのが人情？だろうが、それが決してそうたやすくはない。滝は概して近づくことが困難な地域にあるのだ。とりわけ秘境エリアについては、足回りをしっかり備えた上で落石や崖崩れの危険も想定内に入れておかなければならないのだろう。まあ、アクセスが容易な滝から少しずつ拝みに参りましょうか？
なお当書の100選は、環境省、林野庁の後援で3団体が選んだ「日本の滝100選」とは一致しておらず、カメラマン北中康文視線で選んだ100選である。しかし、そもそも100選とか、無理矢理絞り込んで有り難がるところが落とし穴なわけで、あくまでも一人一人が自分が大好きな滝と出会うための参考に過ぎないことを心しておきべきなのだろう。
iPadから送信
