オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

格差の拡大について、少し考えてみた。

格差の拡大について、少し考えてみた。

未来に希望の火を灯すのは、宗教家?政治家?いや、時としては、それは経済学者かもしれない。ピケティーというフランスの経済学者の著作「21世紀の資本論」がアメリカで反響を呼んでいるらしい。(まだ邦訳が出ていないので、日本語で読むことはできないが)
あくまでも又聞き的な知識だが、資本主義は成長に伴って格差が縮小していくというシナリオを批判し、このままではますます格差が拡大してしまうため、所得税制を改革していこうとするのが、ピケティーの立ち位置らしい。格差が大きな問題となっているアメリカで反響があったのも肯ける話である。
どうも経済成長による給与の伸び率よりも資本が蓄積する伸び率の方が高い場合、格差が拡大しているとの説のようだ。言われてみれば当たり前の話だが、リーマンショックの体験で理解できたように一部に資本が集積し、その動かし方を一度誤ると世界中にとんでもない連鎖が広がってしまう社会に私たちは生きている。富の再配分や格差の縮小に向けた取組を考え続けなければいけないだろう。





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