オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

瀬谷ルミ子「職業は武装解除」を読む3

本書で次に立ち止まってしまったのが、瀬谷さんが肩書きについて語っている場面。国連スタッフ、外務省職員。これらの立場をエリートと感じる人々は世界に大勢いるだろう。

肩書きについて、瀬谷さんはこのように語っている。
組織名や役職は、交渉など時に、相手に与える印象を多少は左右する。それを利用する場合などには役に立つこともあるだろう。でも、所属や肩書きがないと自分が何者なのか分からなかったり、自信が持てないのは、自分自身が肩書きに負けているということだ。転職しても、「元〇〇職員」だったり、過去の栄光を持ち出したりしないと自分の自信が保てない場合は、過去の自分に負けているのだと思う。

肩書きや経歴勝負?している人がいたら、耳が痛い言葉だ。私自身も平成28年3月時点で、それなりの肩書きとそれを書いた名刺がある。しかし本当はそんなものなど無くても、生身で相対していく方がずっと身軽で気持ちがいいはずなのですが。以下自問自答。