オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

お寒い教育行政

現役世代が、解決できない課題は教育に委ねられる。「夢」とか「希望」という甘い言葉で若者を誘って、未来に先送りしているのだ。
批判的な口調になっているが、これは、間違いではない。解決に数十年、数百年を要する課題は、次世代に引き継ぐしかないのだ。産業で言えば、林業然り。最近の大問題で言えば、原発問題然りである。
しかし、時として次世代への期待は重荷に変わる。教育行政的には、思考力・判断力・表現力を標榜しながら、現実には息が詰まるような学校生活を送っている子供たちがどれだけいることか!不登校・いじめ・学級崩壊等、子供たちが必死で発しているシグナルに、どこまで対応できたのか?
教師の資質維持を画して、第一次安倍政権から教員免許の更新が義務付けられている。日々目前の課題に奮闘している教員をさらに忙しくしたとも言えるし、少し視点を変えるきっかけを与える研修機会になったとも言えるだろう。

教育に対する財政支出が極めて少ないことは、OECD比較他で情けないくらい有名な話。日本は、なぜ教育に投資しない?あるいはできないのか?教育をめぐる環境改善が遅々として進まないのは、人件費他お金で解決できるかもしれない部分が、まるで進まないからではないだろうか?