オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

そもそも指揮者とは、ナニサマなのか?

世の男子が憧れる立場の一つに、野球の監督などと並んで、指揮者があるという話をどこかで聞いたことがある。
タクト一本で、自分の音楽を創造できるイメージがあるし、優れた指揮者からは、その人でなければ起こり得ない奇跡のような音楽が生まれる時が確かにある。
だからと言って、指揮者でありさえすれば、すべての人が素晴らしい演奏を創り上げることができるのか?と言えば、残念なことにそうではない。一流、二流、三流などというヒエラルキーには、とても収まりきれない月とスッポン的な開きが、ある立場なのだ。
悲しいのは、資質や人間性に恵まれない人が、単に指揮者であることを傘に着て、謙虚さを失い、背伸びし過ぎている場合があることだ。エライ先生様と呼ばれ、天狗になったら、もうオシマイなのだ。

だから、港南台アカペラシンガーズに指揮者を招くことは考えていないし、自分自身も積極的に指揮者の立ち位置に立とうとは、思わない。グループの和気藹々さを保ちながら、ざっくばらんに音楽を語り合える場であればいいのだ。そこにエライ指揮者様は、必要がない。