古楽院の発表会で東京に出たので、晴海の第一生命ホールに行き、松下耕率いる合唱団が集う耕友会コンサートを聴きに行きました。
どの合唱団も素晴らしい演奏でしたが、それを指揮する松下氏の存在について、改めて感じたことがあります。
私たちは、松下耕と言う他に例を見ない音楽家と時代を共有しているのだと。
モーツァルトやベートーヴェンの時代にヨーロッパに生まれていなければ、天才たちの生演奏を聴くことができないように。
今、松下耕と同じ時代を生きているからこそ、彼の演奏にふれることができる。この日の演奏の中では、とりわけ高田作品が大熱演の名演だったと感じました。