オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

短距離走の受験と長距離走の人生

かけっこが、遅かった。速く走れる気が全くしなかった。たかだか100mそこそこを速く走れるか遅いかのことだけなのに、やはりコンプレックスはあった。

人生も、初めの20年弱で少しだけ勉強ができたか?どうかを、引きずってしまう場合がある。いわゆる偏差値輪切りの進学先決定により、希望通りの学校に進学できなかった人の数は、かなり多数に上るだろう。
しかし、実際の人生は長距離走なので、最初の20年弱は、ウォーミングアップのような時間であり、本当のレースは、その後から始まる。ただし、ウォーミングアップと言っても参加する種目やスポーツによっては、その時間の練習がとても大事な場合があるだろう。芸術分野では、クラシックの演奏家。職業では医者や弁護士が、ウォーミングアップからその種目を目的とした練習をしておく必要があるだろう。
もう一つ、この手の話題で必要なことは、誰がその人が何の種目に向いているか?という情報を提供するのか?という話である。自分では、このスポーツが好きと思い込んでいても、本当はもっと違う種目にチャレンジした方が才能は開花することがあるだろう。資質、環境、諸条件を見極める必要があるだろうけれど、そのようなアドバイザーを必要としている時代に生きていると思う。