オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

文章を読めないのではない、読んだことがないのだ2

読まないと後で都合が悪くなるのは、何か?友だちからのメール。返さないと具合が悪くなるのもあるから、一通り目を通すだろう。しかし、 文章としては短い場合がほとんどでしょう。あとは紙。紙で配られた文章というだけで、読む気が失せる人さえ多いのではないだろうか?
だから売れないと困るような本の文章を見ると、まずマンガ。セリフが短い。数行にわたる長いセリフを吐き続ける登場人物は稀有であろう。次に、売れる小説。読者向けに読みやすい文章は必須である。または純文学を気取って刺激的な文体を用いるか?新書、専門書の類は、元々読み手にかなり強いモチベーションがあるので、多少専門用語が入っていても読者は付いてきてくれる。そんな中で急速に読者を失っているのは、新聞だろう。新聞記事は、事実と主観の混合物だが、事実だけなら、インターネットやテレビだけで事足りてしまう。主観の書きぶりに一工夫必要だと思うけれど、成功しているようには、あまり感じられない。