オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

沈黙は金じゃなかった!

「沈黙は金、雄弁は銀」は、もはや通用しないのかもしれない。日馬富士による貴乃岩への暴行事件発覚以来、マスコミに対して、だんまり作戦?を貫き通していた貴乃花親方が、本日(2月2日)の理事選で敢えなく落選してしまった。
求めている情報を提供しない、自ら発信しないのは、その人に不利益をもたらす時代なのだろう。頃合いを見計らって口を開くことをよしとした時代は、すでに過去のものなのかもしれない。
全て憶測の域を出ないが、恐らくは相撲協会幹部及びマスコミが形成する世論への不信感が、貴乃花親方が口を開かなかった理由なのだろう。だから警察への協力を優先して、自らが巡業部長であることは、二の次になってしまった。組織人としていかがなものか?との指摘はもっともだけれど、それだけ他の理事に心を許していなかったとも取れる。

今回の暴行事件やセクハラ事件等、相撲界が現状のままでよいと思っている人は少ないだろう。北の湖に早世が惜しまれるが、トップダウンによる改革ではなく、ボトムアップで時間をかけて体質を変えていくしかのないのかもしれない。その長い道のりのはじめの一歩として、今回の理事選が語られる日が来るかもしれない。