オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

豆腐のような頭脳考2

だいたい天才というのは、他の常識的な能力を犠牲にした上で成り立っている場合が多いと思う。音楽で言えば、モーツアルトは映画「アマデウス」が誇張としても、かなり不思議な人だったと思う。何せ少年時代演奏旅行に明け暮れしていたのだから、社会性が偏っていても致し方ない。ベートーヴェンは、さらに付き合いにくい人だろう。彼がキス魔であった話を聞いたことがあるし、孤独は友だちがいないことに裏返しであろう。
つまりバランスがよくないのだ。でもこのバランスの悪さを逆手にとって才能を発揮できたのだから、それはすごい。日本だって浮世絵業界の北斎などは、かなりおかしな人だったと思う。逆に言えば開き直ってバランスを犠牲にすれば、思いもよらぬ才能が発揮できるかもしれない。
神童は、はたち過ぎればただの人・・と聞くが、これは何か世の中にうまく順応してしまった結果だと思う。はたち過ぎても何なんだ?こいつは?にこそ可能性は眠っているのかもしれない。