脳科学が発達すれば、いずれこの個体は何を伸ばせばいいか?判断されてしまう時代がやって来るかもしれない。今だって学校教育は、結局それを大雑把にやっているだけの話だ。
でも、それはあくまでも現在の視点で捉えた話なわけで、子どもが成長した20年30年後のことはわからない。スティーブ・ジョブズの子ども時代に関わった大人のうち何人が彼の未来を予想できただろう。
答えはない。ただ言えそうなことは、思いもよらぬ可能性を発見した時に、それを否定せず、暖かく育てる視点で見守ることでしかあるまい。ただし、それが恐ろしい破壊に結びつかないという前提においてだが。
とてつもない能力は、時に恐れられてきた。為政者が恐れて磔にしてしまったキリストが例として挙げられよう。自分を脅かす能力が怖いのだ。でも、そこにこそ未来がある。夢があるのだ。また豆腐のような頭脳が必要なのだ。