オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ジェネレーション・ギャップをどうまたぐか?1

アカペラシンガーズで70歳以上方が集まる会で、演奏していた時のこと。「アニソンってなんですか?」と質問が来た。機転が利くMCさんが即座に「アニメソング」のことだと説明していたが、アニメやカラオケ番組を見ない方が、アニソンをご存じないのは仕方がない。
アニソンは、今やJ-POPと肩を並べる日本の代表的な音楽文化なのに、実を言えば私だって見たことがないアニメは山ほどあり、当然のように知らない。

選択肢は二つ。そんなこと知らないし、知る必要もないので、スルーする。当然知らないまま死んでいく。もう一つは、少し興味が湧いたら、調べたり体験したりすることだ。例えば、平昌オリンピックをきっかけにして、カーリングが大人気になっているけれど、一度やってみようかなぁと気持ちが動いた人は多いでしょう。

日本陸軍の横井さんや小野田さんのように、敗戦後も密林で潜伏していたという特殊体験がなければ、大体の場合時代の流れとともに生きている。しかし、自分の体験できることはごくわずかで、日本国内に限っても全国民が共有している体験なんて、さらに少ない。これだけ情報が溢れかえっているのだから、ある意味当然なのだが、世代によって、わかることわからないことは、今も昔も山ほどあるだろう。