オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

文明の引き継ぎ方4

自分が自分であるオリジナリティは、もっぱら環境により形成されてしまう。人間は環境により如何様にでも変わるが、反対に人間が環境を100%コントロールすることはできない。

だからこそ、教育と呼ばれている環境を整えることは大切で、公教育を称して、教育を義務化している責任上、望ましい教育について、考え続けることを停止してはいけないのだ。
タイトルである文明の引き継ぎ方とは、カンタンに言えばそういうことである。

今の教育が大切にしていることは、何か?
思考・判断・表現力の育成、道徳の教科化・・・。現状としては、時代が要請する諸課題を全て教育現場に持ち込み、アップアップしているわけだ。少し前のゆとり教育は、先見の明があったが、実は理解が十分でないままに、元の木阿弥になってしまった。
しゃかりきになって教えようとすれば、伸びる子もいるだろうが、その倍くらい落ちこぼれてしまう子もいるわけで、教科書がとても分厚くなった今のカリキュラムで、多くの子どもたちは、心の中で悲鳴を挙げている。