オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

沈黙、間の意味と価値 試論3

間をあけないで同じタイミングで…が大前提になっているのが、じゃんけんです。ほんの一瞬でも後出しをする参加者がいれば、じゃんけんは成立しません。つまり沈黙や間は許されていないのです。
ところが現実には、後出しが認められている場面は多々あり、話し合いなど大抵の場合は,周囲の意見をよく理解した上で、後出しした方が説得力がある意見を展開できます。このタイミングを計っている時間を「空気を読む」と言い換える場合があります。またこの間がわからないと間抜けになってしまうのです。

沈黙や間は、時として大いなる利用価値を発揮します。戦国時代、とりわけ豊臣治世下における徳川家康の沈黙は、やはり大したものです。あれだけガマンを重ねていたのだから、秀吉の死後の暴走的なワガママは、致し方ない気もします。

沈黙や間をどう価値付けて、利用するか?一考を要しますね。