今年の音楽会候補曲として歌っている「時越えた旅立ち」は初音ミクも歌っている。4年生にロボットに負けるな!と言ってみたものの…人間らしい歌い方っていったい何だろうか?そもそも人間らしさをどう教えるのか?
人間らしさを実感できる場面って何だろう?喜怒哀楽など感情の起伏はプログラムされていないが、どうもそれを人間の負の部分であると思い込んでいないだろうか?
矛盾、葛藤…そこに非合理な人間らしい生々しさがある。聖人君子は、理想ではなくて数多い人間像の中1類型にしか過ぎない。
能率、合理、正義の行き着く先にある結論を追い求めていては、ロボットやAIにかなうはずがない。
バカバカしさ、情けなさの行く末に人間の居場所が残されている気がする。