オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

テレビの時代とSNS

昨年の暮れ、4Kテレビを求めた。映し出される画像は、細部まで必要以上にハッキリしており、人物の肌の荒れなど驚くほど鮮明に見えてしまう。
画像を送信したり映し出したりする技術は、これからも進化するだろう。まだ立体テレビや匂いが伝わるテレビなど、可能性が残されている。
しかし、それに引き換え、送信している内容はどうだろう?スポーツ、バラエティー、ドラマ、ニュースetc…、お決まりのジャンルを打ち破る番組にあまりお目にかかれない。また、そんなことをしてもスポンサーが付かないかもしれない。

普通の一般人としてテレビに映ることが、噂になったり、自慢のネタにされたりする時代があった。たまたま観ていた人から、映っていたよと教えられたり、コメントを求められたりした。
でも最近では、受け身ではなく、表現主体として自分が発信したいことを、伝えたい人に伝える媒体にSNSがあるわけで、個人的なメッセージは、SNSで済ませることができる。SNSを使う目的とリスク、テレビを観る目的が、違うことに自覚的でありたい。

それでも、企業名を印象付けたり、テレビに映ることで人気を獲得できたりする仕事があるわけだから、テレビという媒体はこれからも使われていくだろう。ただ、個人がテレビを必要とするケースは、減っていくかもしれない。