オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

令和時代が始まった2

平成の幕開けがバブル絶頂期であったことを思い出せば、ずいぶん世相は変化している。バブル経済崩壊後の失われた20年が、ほぼ平成に含まれる。現在景気判断は、消費税値上げを控えて、歯に物が挟まったような言い方に終始しているが、実感としては決して好景気ではないだろう。
消費税を値上げしてみたところで、膨らみ続ける社会保障費や財政の巨大な赤字が何とかなる様子もなく、未来は闇の中に暗澹としている。日本の人口はすでに減少に転じており、労働力の不足を外国人で補おうとしているが、それと並行してなし崩し的な定年制の撤廃が進むだろう。年金暮らしの楽隠居生活など夢物語なのだ。身体が動く限りは、働き続けなければならない時代が来ているのだ。
しかし、もっと大きな問題は、AIの処理能力が人間を上回っている仕事では、人間が活躍する場がなくなるという予想である。