やっぱりサザン、結局サザン3

情の桑田と知の原ボー

 この夫婦はコンポーザーとして最強だなぁと思う。桑田はおそらく情の人である。ほとばしる感情が一気に音になり言葉になり、ならない場合は英語を当てはめ、結果セッションを通して曲が出来ていく。
原ボーは、きっかけはともかくとして、ゆっくり音楽を熟成していくタイプだろう。二人は近くで生活しているはずなので、互いに刺激になっているはずだ。原ボーの「娘心にブルースを」とか「あじわい夕日新聞」が、いささか暴露本的で面白い。