オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

ますます加速していく時間の中で3

現代文明の前提と脆さ

現代の都市生活は、いくつもの前提に支えられている。例えば、電気、ガス、水道、通信。これらがストップした時に人々はオロオロしながら、自分たちの生活を支えていた前提が何であったかを改めて自覚することになる。最近の日本で言えば、3・11後の計画停電がそうだ。原発維持派が声高に原発再稼動を叫んでいるが、今の生活を維持していくために、化石燃料に頼らない原子力エネルギーが本当に必要なのか?う〜む。
ノーベル賞を受賞された青色ダイオードに関する研究だって、電気文明が継続するという大前提がある。その上でこの発明がエジソン以来の大発明とされたのだ。
今更、ランプやろうそくで灯りを灯し、薪を焚いて火をおこし、井戸から水を汲む生活には戻れないとほとんどの都市生活者は思っているだろう。私もそう思う。
だが、その便利さと引き換えに失ってしまったものはないのか?当たり前と信じ込んでいる文明の隙間に、もう一度疑ってかかる必要がありそうな前提はないのか?考えてみませんか?この急加速している時代に。