オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

頑張れ!と言われても…3

頑張ったなぁ、頑張ってしまった…は、あり。

PDCAサイクルって、まだ使われている言葉なんだ!と、この前の男声合唱団練習でネタに使われているのを聞いて思った。
頑張れ!と言う場面で、少し慎重になったらいいんじゃないの?という主旨で書き始めたのだけれど、頑張ったなあ…とか頑張ってしまった…は、PDCAのCの場面で有効だと思う。なぜなら、その時点から軌道修正が可能なはずだからである。
時代によって、人によって頑張り過ぎの物差しは違う。教員を40年以上やってきて、確かに超過勤務の連続が常態化しており、過労死ラインなんて越えっぱなしだったけれど「仕事は身体に毒」「教師が楽しくなくて子どもが楽しいはずないじゃん」が座右の銘だったので、特に若い頃は学校で仕事をさせられているというより、子どもたちと楽しい時間を共有している喜びの方が勝っていた。(そんな先生を、子どもたちはどう感じていたか?よくわからないけど)
やがて、マクロな視点から教育に寄せられるあまりにも多様な需要と課題が押し寄せ、現代の教師を追い込んでいることは確かだろう。
個人的には、アメリカのように教師は授業するだけで帰ってしまう方式でいいと思う。それ以上のことをフォローできるほど、現在の学校教育には予算が投入されてはいない。現在の教育課題に対応するためには、教員の定数を改めて、最低でも1.5倍のスタッフを配置するべきだと思う。こんな教育論をぶっているのも、頑張ってしまったなぁと感じているからなのだろう。
頑張るとは、自動車に例えればアクセルをふかすことで、当然燃料は早く減る。省エネ運転は、ほどほどのスピードで走るので、燃料は長持ちするが、目的地に着くのは多少遅くなる。それまでの頑張り方を振り返るのは、自分の運転を振り返ってみることに似ていると思う。