オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

外圧で変わってきた国=おいしいところ取り?の国5 鉄砲伝来→戦国時代の収束

種子島に鉄砲を伝えたとされるポルトガル人は、その後もっぱら日本との交易や日本への布教に力を入れる。その気になれば、租界地のように日本国内に領有権を主張できる土地を作れたような気もするし、大友宗麟などそれに似た構想を抱いていたようだが、全国的にはそれは実現しなかった。

ところでこの近代兵器に目をつけたのが、戦国大名。中でも織田信長その人である。信長は結果としては戦国の覇者であるけれど、その兵は金で集めた傭兵主体で、機動力と人数には勝るが、そんなに強い兵ばかりではなかった。だからこそ鉄砲に目をつけたのだろう。

武田軍団の主力が長篠の戦いで命を落としているが、そのうち鉄砲で撃たれた将の数はどのくらいだろうか?一対一の白兵戦になれば、武田騎馬軍団は強いので、ここは鉄砲が力を発揮した場面とみてもよいと私は思う。天下を狙った武田氏を打ち破ったのは、信長の豊富な資金力と鉄砲なのである。