想定外の情報が次から次へと飛び込み、全く先行き不透明で見通しが立たないわけなので、不安になる人は多い。
それだけ今までを想定の範囲内で生活し、計画通りに人生を歩んでこられたのだと思う。ちょっと時間を長い物差して眺めてみると、歴史には激動期が何度もあって、フランス革命前後のパリや幕末の京都など、明日何が起こるか?ほとんどの人は予想できなかったと思う。そして今回のコロナウィルス騒ぎ。おそらく大疫病として歴史に残るだろう。
しかし、それにしても困ったのは、日々状況が変わることだ。まだ狩猟採集生活を送っていた頃の縄文人のことを想像してみよう。明日の食料が確保できるかどうか?わからない。そんな時代に生きていた人々のことを。彼らにはもちろん、テレビやインターネットなどの情報源がない。腹を空かせながらも、危険を冒して野山を駆け回り、生き抜いた人々のことを。
でも、そんな勇ましいこと言ったって、自分たちは21世紀の人に違いない。だから縄文人ほどには切迫していないよね…などと思いながら、カップ麺でも買いに行きますか?