オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび42

名作を読む17

アービング作「リップ=バン=ウィンクル」を読む。

タイムマシンは可能か?というな話になると、未来行きなら…という前提付きで可能性があると言う。よくSFの世界でウラシマ効果と呼んでいる現象何そうだ。宇宙旅行をして帰って来たら、未来の地球にたどり着いたとか、猿の惑星のエンディングシーンなどがそれに当たる。

この話は、アメリカ版の浦島太郎でして、乙姫様に会うとか、おいしい話はないのだけれど、20  年未来に飛んだことで、ガミガミ自分を怒鳴りつけるおかみさんからは、逃れられたというお話。

結局20年後の自分の娘の世話になって、幸せに暮らしましたとさ…と終わる。

作者アービングは、アメリカが独立した年に生まれており、リップが眠っていた20年の間にもアメリカが独立したことになっている。世の中が、時の流れが加速した時代に、多くの人に読まれたわけがわかるような気がします。