オヤジのあくび

タケさんの気楽に行こうよ道草人生の続編です。

オヤジのあくび51

子どもたちの未来は子どもたちも考えるべき1

学校の休校について、どうのこうの大人たちが右往左往している。やれ9月入学に変えようとか、オンライン学習は環境が整わないと格差を生じるとか…しかし、これらは全て大人目線であり、大人がよき方向に導いていかなければ子どもは育たないという立ち位置なのだ。

しかし、テレビなどでは当の子どもたちがインタビューに何と答えているかと言えば、必ず出て来るのが「友だちと会えない、遊べない」

その通り、学校の価値は友だちとの出会いとそこから身につくこと=大人言葉に翻訳すれば友情とか協力とかが、大事なのだ。仲間がいる、友達がいることが、どれだけ子どもたちにとって大事なことか!だから集う場としての学校が好きなのだ。

そもそも学校ができる前、つまり近代公教育以前のヨーロッパは、家庭教師を招いての子弟教育で、集団に対して同一内容の教育を行うと方式ではなかった。現在の文科省主導による一斉カリキュラムの矛盾は、ズバリ個々のニーズに対応してしきれないことにある。日本の寺子屋だって学習の中身は一人ひとり違っていたのだ。

しかし、それを引き算しても子どもたちが集う場所として学校を設置したことの意義はとても大きいと思う。