名作を読む39
ドーデ作「月曜物語」より
・法王さまがなくなった
これは教会とは何も関係がない短編です。なぜなら主人公の少年がボート遊びで帰宅が遅くなった言い訳に使ったウソなのだから。信心深い両親はうろたえ、悲しみ、少年は暗くなってから帰ったのに叱られずに済んでしまう。さらにウソがバレても、何だウソだったのか!と逆に喜ぶ姿まて計算ずくなのだ。
一人きりで、遠くまで行ってしまい、帰宅が遅くなった経験は、私にもある。自転車を買ってもらったので、乗れるようになったのをいいことに、ずいぶん遠くまで走ったものだ。詳細は覚えているけど、さすがにここには書けません。だから当然帰宅が遅いのだが、自分の場合は言い訳が通用せず、ずいぶん怒られたものである。
似たようなことはウチの息子も、さらに大袈裟なのをやらかしているので、遺伝?かもしれない。私は自分の前科?があるので、息子を叱るに叱れなかったが。